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2024年10月13日の記事は以下のとおりです。

日本被団協にノーベル賞

核兵器廃絶を訴えてきた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に、ノーベル平和賞が贈られることが決まった。

今年、化学賞や物理学賞に最も近い日本人は誰なのか、という報道は目にしていた。あの人が文学賞をもらうかもしれない、というは年中行事。果たして日本被団協が受賞すると予想した日本のメディアはあったのだろうか。完全なノーマークだったのでは。

在京六紙の社説をざっと見てみよう。受賞の報に接してどう思ったか。

「被団協の受賞を喜びたい」(産経10/12)、「心から喜びたい」(日経10/12)、「栄誉を称えたい」(読売10/12)

この3紙は、喜びを素直に表している。他の3紙(左派系)はどうだろうか。

「核使用の脅威がかつてないほど高まる中、ヒバクシャの声こそが抑止力だという、期待と希望のメッセージと受け止めたい」(東京10/12)、「非人道的な兵器が二度と使われることがないよう、誓いを新たにする契機としたい」(毎日10/12)、「一刻も早く核廃絶へ歩みを進めるべきだとする切実なメッセージと受け止めたい」(朝日10/12)

と、どんな意義があるのかと書く。喜びや祝福の言葉はない。

ノーマークでした、見落としてました、とはどこも書かない。大手メディアは、日本被団協の活動を平和賞級とは見ていなかった。その反省をにおわせる風は一切ない。

さて、10/7週の六紙社説は、そのほかに、ガザ戦闘1年、裏金議員一部非公認、石破首相の国会答弁、袴田さん無罪確定、衆院解散、AI研究にノーベル賞、石破首相の初外遊、衆院選討論会などを話題にした。

# 社説、Re2: 文庫100冊(いずれもサイト内)、「被団協」発表に報道陣驚きの顔 多くが中東やウクライナ関係予想(10/11)、被団協へのサプライズ授賞、39歳委員長が抱く少年時代の「記憶」(10/12)

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