8月ジャーナリズム
- 2019/08/29 06:08
- カテゴリー:興行・放送
広島と長崎に原爆が落とされ、玉音放送が流されたのは八月。日本では新聞やテレビがこぞって、第二次世界大戦を特集する。「八月ジャーナリズム」と聞いたことがある。
【ドナルド・キーンの東京下町日記】夏の記憶原爆消えぬ「なぜ」(東京新聞、2013年8月3日)は、冒頭そのように始まる。8月ジャーナリズムと揶揄されるようになってどれくらい経つだろうか。今年もその様相は変わらない。放送局にとって、8月の特別編成は、レギュラー番組の担当者に夏休みを取らせるという事情もあるのかもしれない。
今月、ラジオの番組表でも8月ジャーナリズムがいくつか目に付いた。特別番組のようなものだと例えば以下。多いのか少ないのか判らない。例年このぐらいはあるのだろうか。
- 報道スペシャル「戦争はあった」(8/28、文化放送)
- 特集「#あちこちのすずさん」(8/27-31、NHKラジオ深夜便)
- 特別番組「ねじれちまった悲しみに」(8/18、TOKYO FM)
- 高橋源一郎と読む「戦争の向こう側」(8/15、NHK第1)
- 日記でたどる「日本人の戦争」(8/14、NHK第1)
- 声でつづる昭和人物史「大岡昇平(1)(2)」(8/5・12、NHK第2)