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キーワード「沖縄」の検索結果は以下のとおりです。

失敗の本質

  • 2020/11/27 07:02
  • カテゴリー:読み物

日本軍の下士官兵は頑強で勇敢であり、青年将校は狂信的な頑強さで戦うが、高級将校は無能である

ノモンハンで日本軍を圧倒した、ソ連第一集団軍のジューコフ司令官がそう評価した。野中郁次郎ら著「失敗の本質-日本軍の組織論的研究」(中公文庫、91年)から(p68)。最寄り図書館では郷土コーナーにこの本はある。第一章の事例研究で沖縄戦も題材になっているからだ。

1941(昭和16)年からの大戦と、それまでの諸戦とは繋がりのない別物、ずっとそう思って来た。自分の中に断絶があった。日露に始まる、日本における20世紀の戦争は、一連の大きな流れとして捉え直すべきではないだろうか、あくまでも自分にとってそうすべきという意味だけれど、ここしばらく、そんな風に思っている。

静かなノモンハン独ソ戦ビジネス書十選(いずれもサイト内)

戦死ヤアワレ

  • 2020/11/24 06:43
  • カテゴリー:読み物

ところが、そのときわたしたちは澱粉を糖分にかえることに熱中していたのだ。

著者が二度目の応召で給養係にいたことは知らなかった。部隊は、鹿児島にあって、米軍との本土決戦に備え、演習を行い陣地を掘っていた。引用にある「そのとき」とは昭和20年4月のこと。大戦は大詰め。欧州ではムッソリーニが銃殺され、ヒトラーが地下壕で自殺した。太平洋の米軍は、沖縄へ上陸し、九州への侵攻は時間の問題だった。足立巻一著「戦死ヤアワレ-無名兵士の記録」(新潮社、82年)から(p123)。

著者の評伝三部作以外も読んでみようと、まずこの一冊を借りて来た。著者が二度応召した際の従軍記。戦後長らく経ってから、かつて部隊が駐屯した鹿児島の地を再訪する話もある(第8、9章)。さらに、最終章は、「骨のうたう」という詩を残した一兵士の挿話。その詩の一節が本書のタイトルになっている。

演習中の事故で負傷した著者が、鉄道で湯治に通う。その際に使う宮ケ浜駅(p87)、それは聞き覚えのある駅名だ。一度、出張で出かけて行った養殖場の最寄りが、確かその駅だった。地図で確かめた、やはりそうだ。JR指宿枕崎線の宮ケ浜駅。当時こんなことを書いている、鹿児島の「空港から指宿方面行きのバスに乗った。客はおれ一人。貸し切り状態、90分、2350円。途中、豪雨。現地に到着すると、雨は上がったが、猛暑」。バスの終着、指宿駅前で先方と落ち合い、養殖場へは車で移動した。宮ケ浜駅には立ち寄っていない。東シナ海を北上していった台風の影響がまだ少し残る、2015年7月のことだった。

# 対戦車肉迫攻撃(p12)、「忍耐は苦い、しかしその実は甘い」ルソー(p182)。宮ケ浜駅平成27年台風第9号|Wikipedia

COVID-19 感染予測

実際にその通りになるかどうか判らないけれども、こうなるといけないということを前提に対応していくことが必要でしょうね。

グーグルが、AIによるCOVID-19感染予測(日本版)のサイトを公開した。引用はそれに関する中村尚登ニュースデスクによるコメント、「伊集院光とらじおとニュースと」(TBSラジオ、11/18 9時台)から。「実際にその通りになるかどうか判らない」、確かにそうなんだろうけれど、中らずと雖も遠からずになるのではないか。

今そのサイトを見ると、11/17-12/14、28日間の予測データが出ている。沖縄県の新規陽性者数は、期間中、913人の予測。一日当たりの平均は32人ほど(913÷28)。グラフは、ほぼフラットで平均値ぐらいの数字で日々推移。人口百万人当りでは28日間で652人。これは、北海道(1918人)、東京都(915人)、大阪府(909人)に次いで多い。

Japan: COVID-19 Public Forecastsグーグル 新型コロナ感染者数など独自の予測データ公開開始(11/17)

56豪雪

大学に入って一年目の冬、名古屋に雪が積もった。

木工教室のお茶の時間、沖縄で雪が降るかどうかという話題の折、そんな話が出た。同世代の方が言うのだから、それは56豪雪の冬のことだとすぐに判った。もしかして1980年から翌年にかけてのことですか、と訊ねると、「そうでした。年号までよく覚えていますね」「覚えていますとも、受験の年だったので」

その冬、瀬戸内でもだいぶ積雪があった。大学受験に臨んでいたおれは、試験会場にたどり着けるだろうかと気を揉んだものだ。共通一次の会場は山手にあって坂を上って行かねばならない。バスは運休するんじゃないだろうか、タクシーはチェーン巻いて走っているだろうか、あの距離を歩いて行けるだろうか、などと考えたりした。結局、試験は無事に受けたのだけれど、会場までどうやって行ったかは忘れてしまった。

二次試験で訪ねた隣県の街では、除雪が進み街中から雪はすっかり消えていた、あの大雪は遠い昔のことだったように。ただ、試験会場の大学では、構内のあちこちに雪の山がまだまだ残っていた。そうそうあの日、試験の後に、オーケストラの練習場(ボックス棟)を訪ねたのだった。4月になったら入部します、今日受けた試験に合格するかどうかは判りませんが(笑)と。あの棟のあたりの道が、ぬかるんでいたことが、やけに記憶に残っている。

拝啓天皇陛下様(サイト内)、五六豪雪|Wikipedia

第72回沖展「特別展」

県が再び緊急事態を宣言した場合、開催中止も念頭に、沖縄タイムス社はオンラインで鑑賞できるコンテンツを制作していた。動画は12分30秒。無料で視聴可能。

沖展、YouTubeで特別展配信 一般応募の最高賞「沖展賞」の作品を中心に紹介(沖縄タイムス、9/24)から。先月届いた、事務局からの連絡にも、再び緊急事態云々のことは記されていた。どっちにしろ、そのコンテンツは公開になったんだな。

作品は、今日午前、自宅に戻って来る予定。きのう物流会社から連絡があった。

第72回「沖展」中止Re: 第72回「沖展」中止(いずれもサイト内)。第72回沖展「特別展」スペシャルコンテンツ|YouTube

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