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キーワード「相撲」の検索結果は以下のとおりです。

大関の矜持

人生かかってますから。

優勝決定戦を制した貴景勝がそうコメントした。戦ったのは東前頭15枚目の熱海富士。随分格下の相手に「立ち合いで左へ変化してはたき込み」。要するに、ずるい方法で勝利を手にしたのだ。

優勝決定戦で、それも大関がやることなのか。実際、相撲協会の首脳陣は「ああいうのを見せてほしくなかった」、「がっかりした」と語ったとか。

大関なのだから、当然、横綱への昇進を目指しているだろう。「人生をかけている」、その気持ちも判る。けれど、ずるい手であろうが何であろうが、とにかく勝つ、という姿勢はどうか。そんな力士を横綱にしたいと思うだろうか。ファンは観たいと思うだろうか。

伯桜鵬が休場すると聞き、この場所は興味を持てなかった。が、帰省した際の数日間は、母とともにテレビ観戦。熱海富士や高安の善戦を観て、今場所の優勝は平幕だな、すっかりそう思った。土日の結果を知らずに那覇に戻り、血迷った大関のことを読んだのだった。

大相撲帰省、23年9月(いずれもサイト内)。「悪いけど自分の呼吸で…」貴景勝Vも来場所の横綱挑戦に〝物言い〟 決定戦はまさかの注文相撲「人生かかってる」(9/25)

「暖流」を読んでみよう

  • 2023/07/25 05:49
  • カテゴリー:読み物

大相撲をNHKプラスで観ていて、岸田國士の「暖流」を読んでみようと思った。

大相撲名古屋場所の14日目。翔猿と千代翔馬の一番、途中、行司が待ったをかけた。千代翔馬の緩んだまわしが、しっかり、締め直された。行司は、三役格の木村容堂だった。

そこから連想が繋がって行った。木村容堂から同じ容堂で山内容堂。NHK大河ドラマ「龍馬伝」(2010年)で、山内容堂を演じた近藤正臣。昔見たドラマ「暖流」(1976-77年)に彼は出演していた。このドラマでは、中田喜子が扮する看護婦、石渡ぎんの恋の行方に気を揉んだものだ。

原作の「暖流」(1938年)では、石渡ぎんはどのように描かれているのだろうか。近い内にその小説を図書館で借りて来よう。調べてみると、県立の「岸田国士全集13」(岩波書店、1991年)に所収されているようだ。最寄り市立図書館には、残念ながら、蔵書なし。

暖流 (小説)|Wikipedia、岸田國士(きしだくにお、1890-1954)、木村容堂(3代、九重部屋、1961-)、近藤正臣(1942-)、中田喜子(1953-)、高橋玄洋(1929-)

伯桜鵬、優勝逃す

新入幕の伯桜鵬は、千秋楽(7/23)の本割で豊昇龍に投げられ、優勝決定戦に駒を進めることはできなかった。彼の優勝を密かに願っていたので残念なことだった。2023年、大相撲名古屋場所。

14日目(7/22)に、北勝富士に勝ち、優勝争いのトップに並んだ。その際、優勝について尋ねられこう語っている。

一つの夢だが、ものすごく遠い。まだ優勝するレベルにはないと思う。自分はただ今日の相手に勝つという意識なので。

謙虚さが表れているようで、良い印象を持った。心体技がバランス良く整った大横綱の誕生を目にするのは、そう遠い先のことではないのかもしれない。

落合あらため伯桜鵬謙虚(いずれもサイト内)。新入幕の19歳・伯桜鵬、優勝争いの先頭で千秋楽へ 10代優勝は貴花田のみ、新入幕での優勝となれば109年ぶり(7/22)、豊昇龍が初優勝 大関昇進が確実に「相撲をやってよかった」(7/23)

変革を問われる日本車

日経の社説は、今週(7/17の週)も、日本車のダメっぷりを採り上げた。

トヨタは、「コネクテッドカー(つながる車)」の個人データの管理に関し、「政府の個人情報保護委員会から行政指導を受けた」(経7/19)。約240万人分もの車両番号や位置情報などの個人データが、10年に渡って、ネット上で公開されっ放しだったという。

米テスラなど海外勢が車のソフト化で先行する中、日本の自動車メーカーは、「個人情報の保護というデータ社会の大前提さえ守れないようでは、ソフト主導の車づくりでさらに劣勢に立たされる」と、社説は非難する。

トヨタはどうしてしまったのだろう。去年から今年にかけて、グループ内の不祥事が少なからず取り沙汰されている(経4/30)。「安全試験の認証手続きを欺いた」、「排ガスや燃費をごまかす」、「排ガスデータの改ざんが明らかになった」、「車検を巡る不正が発覚」、そして今回の個人データ管理の不備。

日本の基幹産業を、いや日本経済をリードする巨艦トヨタは、もはや、傾き始めているのではないのか。同社を名指しで、「巻き返せ」(経7/3)、「謙虚に学べ」(経7/13)、「変革を問われる」(経7/19)と、日経の社説が毎週のように書き立てる。事態はかなり進んでいると見るべきか。

さて、7/17週の六紙社説は、そのほかに、中国経済低調、台湾総統選、露穀物合意離脱、首相中東訪問、警察官捏造証言、神宮外苑の再開発、TPP拡大、ビッグモーターの不正、検事の供述誘導などを話題にした。

ビッグモーターによる不正は、日本車の落日と無縁ではないのかもしれない。

六紙社説(サイト内)。「車の個人データ管理の徹底を」(経7/19)、「トヨタグループは不正撲滅を徹底せよ」(経4/30)。大相撲名古屋場所 千秋楽の見どころ 優勝争いは3敗の3人(7/23)

落合あらため伯桜鵬

取り口が、厳しいだけでなく上手い。よく相撲を知っている。

輝に勝った伯桜鵬について、正面解説の舞の海さんがそんなコメントをしていた。大相撲名古屋場所2日目をNHKプラスで観た。新入幕の伯桜鵬は初日から二連勝。今日は宝富士戦。

ザンバラで幕内に上がって来たのは遠藤以来だとか。まだ髷が結えないこの伯桜鵬の活躍が期待され、大関昇進のかかる3関脇(若元春、大栄翔、豊昇龍)の鼻息は荒く、元気な朝乃山もいる、今場所はかなり面白くなるような予感がする。

熱心なファンでもないし、詳しくもないけれど、大相撲は、世代交代が進んで新しい時代を迎えようとしていることは何となく判る。いい方向へ向かうと良いのだが。

優勝を逃した大栄翔運も実力のうち(いずれもサイト内)

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