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キーワード「六紙」の検索結果は以下のとおりです。

菅首相の言葉は響いたか

今朝(12/5)、六紙は揃って、臨時国会閉幕と首相記者会見について社説に書いた。菅首相の答弁や姿勢に対する評価は、各紙、かなり低い。それはタイトルに表れている。内容たるや、政権に対して「反」の側は言うに及ばず、「親」の側も褒める点を見付けられなかったのだろう、散々だ。あの首相会見だ、及第点には程遠い。(コロナ対策)「新たな対策も方針も示さなかった」(産経)、「感染抑止で後手に回っている」、(学術会議の件)「食い違いは、依然として説明していない」(読売)。

  • 臨時国会閉幕 国民を向いているのか(朝日)
  • 臨時国会閉会へ 立法府軽視も継承された(毎日)
  • 臨時国会閉会 「ウソ」「カネ」は不問か(東京)
  • 菅首相記者会見 危機の克服へ明確な方針示せ(読売)
  • コロナ対策 菅首相の言葉は響いたか(産経)
  • 国会は難局打開へさらに役割を果たせ(日経)

ただ、産経はどうしても「親」の姿勢を示したいのか、(首相はGoToを推奨しているが今は感染防止のため移動を抑えよと呼びかけるべきだった)「君子は豹変してもよいのである」と最後に書いている。これには笑った。

# 臨時国会閉会 見えてきた課題と展望(NHK時論公論、12/4)、GoTo微修正 泥縄対応では感染抑止できぬ(赤旗、12/3)、桜から鶏卵へ カネにまみれる政権(政界地獄耳、12/3)

中国がTPP参加?

習氏がこのタイミングでTPPへの参加に言及したのは、米国のバイデン次期政権の発足をにらんだ政治的な意味合いが大きいのではないか。

社説「中国はTPPの要件を満たせるのか」(nikkei.com、11/29 19:05)から。先のAPECで、中国の国家主席がTPPへの参加を積極的に検討すると明言した。アメリカがTPPに復帰するかもしれないので、それより先に表明して牽制しておきたいのだろう。言うだけで参加の実現性はかなり怪しい。六紙朝刊の社説では、タイトルを見てこの関連と判るのは、ここ二週間ほどで日経含めて3件ある。

  • 中国のTPP検討 習氏が送る秋波に乗れぬ(産経、11/22)
  • 中国はTPPの要件を満たせるのか(日経、11/30)
  • 中国とTPP 厳格なルールを守れるのか(読売、12/3)

このTPP参加は、良い子ぶる作戦にも見える。五中全会でのカーボン・ニュートラルの話もそうだろう。今年、中国は、ウイルスを撒き散らし、南シナ海でごそごそやって、香港も痛めつけた。あくどいマスク外交というおまけ付き。これらの悪行で、だいぶ評判を落とした中国が、ちょっとでも挽回しようと、TPP参加やカーボンどうのこうのと世間の受けの良い話を言いたくなる気持ちは判らないでもない。

いっそ米国と仲良くしますとでも言えばいいようなものだが、まさかそんなこと口が裂けても言えない。それどころか、五中全会では、米国との対立を念頭に、国家主権を防衛する戦略能力を高めることを確認した。一党独裁で国家資本主義というユニークな体制の国だ。米国と仲良くするなんて土台無理な話なのかもしれない。覇権持ちたいんだろう、軍も強くしたいんだろう。ナイフ持って見せびらかしても、無暗に振り回すなよ。

中国、外需依存から内需主導型へ移行目指す 五中全会が閉幕(10/30)

尖閣問題、日中外相会談

日中外相会談(11/24)で尖閣諸島問題が話題になった際、日本は随分と弱腰だった、と報道されている。「一歩も譲らない」と強い口調の中国王毅外相に対し、茂木外相は「何も言わなかった」と。

新聞はどんな反応を示したろうか。本件に関する社説は、今朝(11/28)、六紙出揃った。各紙、さぞ、中国の強弁を批判し、日本の弱腰を諫めていると思いきや、そうでもない。タイトルから判るように、気を吐いたのは産経ぐらい。中国に対しては「暴言」「盗っ人たけだけしい」、日本には「これでいいのか」と吠え立てた。他紙は、随分、生ぬるい感じ。

  • 日中外相会談 ルール基盤に関係構築を(毎日、11/26)
  • 王毅外相の来日 「甘言」に乗っては危うい(産経、11/26)
  • 経済と安保のバランス取る日中協力を(日経、11/27)
  • 中国外相来日 懸案めぐる対話深化を(朝日、11/27)
  • 日中関係 信頼醸成へ懸案を直視せよ(読売、11/27)
  • 中国の海洋進出 言行不一致が過ぎる(東京、11/28)

我が国は新聞も弱腰か。いったいどうしたことか。中国に配慮している、そんなわけない。国内の親中派、以下にリンクしたyahooの記事にもあるように運輸族の二階幹事長だろう、に気遣いしているんだなきっと。死人出しても経済回すためGoTo続けさせたい運輸族だ、主権(領土)侵されても日中の経済貿易が大事と言い出しかねない。新聞は、そんな輩の言いなりか。

菅義偉の正体(サイト内)。日中外相会談~尖閣諸島問題について強気の王毅氏に対し「何も言わなかった」茂木外相(11/26)

第3次補正予算案編成

今朝(11/15)の社説は、六紙で題材に重なりがない。こんな日もある。

地銀への支援 疑問が多い日銀の手法(朝日)
米国のパリ協定復帰 信頼回復し主導的役割を(毎日)
コロナと3次補正 配分の重点は生活支援に(毎日)
民主主義のある風景 週のはじめに考える(東京)
企業中間決算 改革とビジネス開拓に努めよ(読売)
香港民主派排除 議会の独立性が破壊された(読売)
パラオへの支援 「太平洋」の対中傾斜阻め(産経)
不妊治療 負担減と質担保の両立を(産経)
税金の無駄遣いをどう減らすべきか(日経)
見極めたい新ワクチンの効果(日経)

同じ題材がずらっと並ぶ日もある。何日か前のバイデン氏当確のように(11/10)。一気にではなく数日かけて、5つ、6つと出揃って来ることは珍しくない。例えば第3次補正予算案編成の話題は、今朝の毎日で6つ揃った(11/11-15)。

  • 3次補正編成へ 便乗予算は許されない(東京、11/11)
  • 3次補正指示 経済の再生を確かなものに(読売、11/11)
  • 3次補正をいたずらに膨らませるな(日経、11/11)
  • 追加経済対策 必要な政策積み上げて(朝日、11/12)
  • 3次補正編成 「賢い支出」で経済支えよ(産経、11/12)
  • コロナと3次補正 配分の重点は生活支援に(毎日、11/15)

「気がかりなのは、与党から30兆円の財政支出が必要などと金額ありきの意見が相次いでいることである。これまでの政策的な知見を踏まえずに予算規模ばかりを追求すると、効果の薄いばらまきを誘発しかねない」と、産経でさえ「気がかり」と書く(11/12)。補正予算案がどんな内容になるか、推して知るべしか。

バイデン氏勝利宣言(日本人)来年度予算概算要求(いずれもサイト内)

バイデン氏勝利宣言

朝刊休刊日明けの今朝(11/10)、社説は六紙とも同じくこの題材。それも普段は二本のところを一本に絞り、左も右も、これのみ書いた。異様だ。これではまるで、我が国は、親会社の人事異動に右往左往する子会社のようではないか。

  • 米大統領バイデン氏当確 民主主義と協調の復興を(朝日)
  • バイデン氏が勝利宣言 内外の分断修復に全力を(毎日)
  • 米国の再生が託された バイデン氏が勝利(東京)
  • バイデン氏勝利 米国の安定と威信を取り戻せ(読売)
  • バイデン氏勝利 強固な日米同盟の確認を 「分断」の克服に期待したい(産経)
  • バイデン氏勝利を秩序回復の契機に(日経)

2020年の米国と日本(サイト内)

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