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キーワード「N響」の検索結果は以下のとおりです。

パリのアメリカ人

  • 2022/06/20 06:33
  • カテゴリー:音楽

ミュージカル映画の傑作「巴里のアメリカ人」(1951年)には、十数分にわたる圧巻のクライマックス・シーンがある。そのバックで流れる音楽だ。もちろんそのために作曲されたわけではない。ガーシュウィン作曲の管弦楽曲はそれよりずっと前、1928年に世に出ている。

この曲を、一週間の内にラジオで二度聴く機会があった。まず、シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団(1988年録音)。もう一つは、N響の生放送、ステファヌ・ドゥネーヴ指揮だった。

デュトワは、映画音楽のイメージが強いこの曲を、オーケストラの楽曲として丁寧に仕上げている。もうちょっと軽くてもいいのではと思う箇所がないわけじゃないけれど演奏全体に統一感がある。管弦打が躍動する。良い演奏だ。

ドゥネーヴ指揮のN響の方は、やっつけ仕事の感あり。魅力に乏しい。

# ガーシュウィン「パリのアメリカ人」ほか▽音楽の泉(NHKラジオ第1、6/12 8:05、再放送6/18)、N響第1960回定期公演▽ベストオブクラシック(NHK-FM、6/17 19:30、東京芸術劇場から中継)。映画十選(サイト内)

シェヘラザード

  • 2022/05/27 06:25
  • カテゴリー:音楽

リムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」をラジオで聴いた。N響の定期公演。第一楽章「海とシンドバッドの船」、帆船が波を切って大海原を進んで行く、そんな様子が伝わって来ない。ぎくしゃくして、オケが十分に統制されていない感じがする。以降も続けて聴いたけれど、盛り返せない。どうも流れが悪い。音楽が停滞してしまっている。バイオリンや木管などソロも魅力に欠ける。どうしたことか。

相性が悪いのだろうか。いや。以前この指揮者とオケの組み合わせで冴え渡った「牧神の午後への前奏曲」(ドビュッシー作曲)を聴いたことがある。今回は指揮者にとって不得手な曲だったのだろうか。それとも手抜きか。

N響第1958回定期公演▽ベストオブクラシック
5/25(水)午後7時00分~午後9時10分、NHK-FM
序曲「静かな海と楽しい航海」、メンデルスゾーン作曲
ピアノ協奏曲ト長調、ラベル作曲
交響組曲「シェエラザード」、R・コルサコフ作曲
指揮)ファビオ・ルイージ
ピアノ)小菅優
管弦楽)NHK交響楽団
サントリーホールから生放送

同じプログラムで沖縄公演があるとか。沖縄復帰50年記念。宜野湾市の沖縄コンベンションセンターにて(5/29 17時)

ピアノ協奏曲ニ短調(サイト内)。コンサート一覧|NHK交響楽団

ピアノ協奏曲ニ短調

  • 2022/05/23 06:26
  • カテゴリー:音楽

モーツアルトのピアノ協奏曲第20番ニ短調を聴いた。N響定期公演、ラジオでの生中継。指揮者の名前を見て大いに期待したのだが今一つだった。第2楽章、テンポが速過ぎる。これだけでも興醒め。第3楽章でソロやラッパが派手にミスる「おまけ」も付いた。

N響第1957回定期公演▽ベストオブクラシック
5/20(金)午後7時30分~午後9時10分、NHK-FM
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(K527)序曲、モーツァルト作曲
ピアノ協奏曲第20番ニ短調(K466)、モーツァルト作曲
交響曲第8番ヘ長調作品93、ベートーベン作曲
ピアノ)アレクサンドル・メルニコフ
指揮)ファビオ・ルイージ
管弦楽)NHK交響楽団
東京芸術劇場から生放送

昔この指揮者が振るオペラを観た。ドイツ駐在の頃、フェルメール巡りをやっていた、オペラ鑑賞を引っ付けて。そのシリーズの一つでドレスデンを訪ねた折に。以下は昔のブログ記事(2004/1/12 Mon 16:43)から。

土曜日(1/10)、シュターツオーパの演目はヴェルディの「仮面舞踏会」。席が最前列だったのでどうかなと思っていたが、シュターツカペレの素晴らしさを堪能することができた。木質で流麗なスタイルは健在。オケ、歌手、やや現代風の演出、どれも想像していた以上の出来だった。指揮 Fabio Luisi。再建されたゼンパーオーパの建物は中も外も立派。

2004/01/10 07:55 DUS-DRS LH2016 ATR-72 D-ANFC *
2004/01/11 17:05 DRS-DUS LH2019 ATR-72 D-ANFK *

モーツアルト十選(サイト内)

鈴木雅明でプルチネルラ

  • 2022/02/14 06:21
  • カテゴリー:音楽

妙な組合せがあるもんだ。調べてみると、2015年にタピオラ・シンフォニエッタを振ってプルチネルラなどストラビンスキー作品を録音している。バッハの大家と思いきや、いつの頃からか他の領域での成果も世に問うているようだ。

さて、N響の生中継、凡庸な演奏でがっかりした。好きな曲なので大いに期待して聴いたのだが。番組進行役が「非常に躍動感あふれる指揮といった印象」と言うのには閉口した。今の演奏を本当に聴いていたのか、原稿に書かれているから読んでるんじゃないのか、と毒づきたくなった。進行役が感想めいたことを言うのはどうかとも思うし、そもそも、この人、はしゃいでいる感じがして番組にそぐわない進行「といった印象」。

# 組曲「プルチネッラ」ほか▽N響第1952回定期公演、指揮)鈴木雅明~東京芸術劇場から中継(NHK-FM、2/11 19時半)、金子奈緒、解説)舩木篤也。Stravinsky*, Masaaki Suzuki, Tapiola Sinfonietta – Pulcinella Suite | Disogs

[朝刊休刊日]

ブルッフを服部百音で

  • 2022/01/27 06:30
  • カテゴリー:音楽

ブルッフのバイオリン協奏曲ト短調を演っていたので留守録しておいて聴いた。「期待の若手」とアナウンサーが言う。耳をそばだてた。とんだ肩透かしを食らわされた。そのソリスト、朗々と鳴らそうと力むのか、かえって矮小な音楽にしてしまっていた。ロマン派の香り溢れる名作もこれでは台無しだ。オケも冴えない。

調べてみると代奏だったようだ。本来の奏者が「オミクロン株に対する水際措置の強化」で入国の手続きが進められず、その代わりに弾いた。いつもは完投する先発が思いのほか打ち込まれ、出番が無いはずだったリリーフ陣が慌てて投球練習を始める、比較的でき上がりの早い若手がマウンドに向かうことになった、それに似た事態だったのだろうか。同情の余地はあるのかもしれない。が、音楽にせよ野球にせよ結果こそが問われることは間違いない。

協奏曲十選(サイト内)。ブルッフ作曲バイオリン協奏曲第1番ト短調作品26ほか▽N響第1949回定期公演、指揮)ジョン・アクセルロッド、Vn)服部百音(NHK-FM、1/21 19時半、東京芸術劇場から中継)、1月定期公演 出演者・曲目の一部変更について|N響

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