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キーワード「六紙社説」の検索結果は以下のとおりです。

敦賀原発2号機は不適合

日本原子力発電(原電)の敦賀原発2号機の再稼働は許可されない見通しとなった。原子力規制委は、26日、原子炉真下に活断層が走る可能性を否定できないと結論付けた。

在京六紙の社説がどう書いているか見ておこう。きのう六紙社説は一斉に本件を採り上げた。

「原電は廃炉を決断せよ」(朝7/27)、「廃炉の道を選ぶべきだ」(毎7/27)、「廃炉にするしかない」(東7/27)、「不適合と判断された原発を長期間放置しておくのは安全上問題」(経7/27)。

残る2紙は、再稼働を認めないとする規制委の判断にすんなり納得したくないようだ。「規制委と原電は対話を続け、双方とも納得できる科学的な結論を得ることが求められる」(読7/27)、「議論の組み立て方が非科学的で強引に過ぎる」「規制委は審査の継続に道開け」(産7/27)。

規制委による9年にも及ぶ審査に対して、新聞は、「科学的」とか「非科学的」とか議論できるほどに権威を持っているものなのだろうか。

さて、7/22週の六紙社説は、そのほかに、中国の3中全会、都知事選のポスター掲示問題、バイデン米大統領撤退、ウィンドウズ大規模障害、コロナ再び拡大、東海道新幹線不通、島サミット閉幕、高まる熱中症リスク、小林製薬の紅麹報告書、パリ五輪開幕へ、最低賃金引き上げ、フランスTGVに放火、佐渡金山世界遺産に、ガザ情勢などを話題にした。

六紙社説(サイト内)

沖縄で再び米兵性暴力

今月16日投開票の沖縄県議選や23日の沖縄全戦没者追悼式に影響が出ることを避けたのでは、と勘繰られても仕方があるまい。

勘繰らなくてもそう思うのが自然、県政与党が負けた県議選は違う結果になっていた可能性が高いと。東京新聞の社説「沖縄米兵性加害 人権の蹂躙を許さない」(6/27)から。

ひどい話だ。ひどい話が重なっている。在沖米兵による性的暴行事件が県に伝えられていなかった。地元民放が事件を報じて明らかになったのだとか。

在京六紙の社説は憤慨していることがタイトルだけ見ても判る。抜粋してみよう。

「人権の蹂躙を許さない」(東6/27)、「犯罪なくす努力 本気で」(朝6/28)、「外務省の未伝達許されぬ(産6/29)、「人権侵害の放置許されぬ」(毎7/3)、「沖縄の不信高めた政府の失態」(経7/5)、と。

ただし、残るもう一紙は、「信頼を損ねた情報伝達の遅れ」(読7/3)と、政府を擁護するニオいが漂う。内容を見ても、「沖縄側は、県への情報提供が遅すぎたと政府を批判している」と客観的に書くだけで、県や県民に寄り添う姿勢は感じられない。

「政界地獄耳」(日刊スポーツ、7/6)によると、外務省が本件を沖縄県に伝えなかったことに関して、外務報道官の小林麻紀氏は、「常に関係各所へ漏れなく通報が必要であるとは考えていない」と言い張った、とか。同コラムはこれを「極めて不適切かつ、国民に寄り添わない心のない発言」と咎める。心ない発言をしたこの人物は、7/1付けで、外務省から内閣広報官に異動した。

さて、7/1週の六紙社説は、そのほかに、能登地震半年、自衛隊発足70年、紅麹サプリ、新紙幣の発行、旧優生保護法強制不妊判決、年金財政検証、海自接待疑惑、英政権交代、トヨタ下請法違反、政権による検察への介入などを話題にした。

六紙社説(サイト内)

メディアへの強制捜査

公権力によって強制的に情報提供者を調べるような事態がまかり通れば、もはや健全な民主主義国家とはいえない。

日本経済新聞の社説「報道の自由脅かす強制捜査」(経6/26)から。

不祥事が相次ぐ鹿児島県警は、とんでもないことに、捜査の過程で報道機関を強制捜査していたのだとか。日経以外の在京六紙は、どう書いているだろうか、

「言論、表現の自由にかかわる問題だ」「どのような検討を経て捜索に至ったのか、公の場で説明を尽くさねばならない」(朝6/20)

「報道にとって取材源の秘匿は死活的に重要」、鹿児島県警の捜査は、「報道の自由脅かす手法だ」(毎6/23)

捜査当局の都合で、「報道関係者への捜索が行われて情報源が探索されることになれば、取材の自由が妨げられ、国民の知る権利が脅かされる結果につながりかねない」「憲法で保障された表現や報道の自由を脅かす深刻な問題」(東6/25)

「今回をあしき前例にしないためにも、誰が、どのような経緯で強制捜査を決めたのか説明すべき」(経6/26)、そういう段階にあるためか、各紙社説の怒りは、まだまだ序の口のように見える。

もうちょっと色々明らかになって来れば、まだ書いていない2紙(読産)も含めて、各紙とも激しく怒りをぶちまけることになるだろうか。

さて、6/24週の六紙社説は、そのほかに、三菱UFJの不正、党首討論、大学授業料、JAXAから情報流出、電気ガス代補助、沖縄米兵性加害、松本サリン30年、米大統領選討論会などを話題にした。

六紙社説(サイト内)

国会閉幕、そして慰霊の日

6/20(木)、在京六紙の社説は、政治資金の改正規正法が成立したことを、一斉に、採り上げた。

「政治資金 信頼回復遠く」(朝6/20)、「国民を愚弄する弥縫策だ」(毎6/20)、「抜本改革が置き去り」(東6/20)、「ルール順守は最低限の責務」(読6/20)、「さらなる改革に取り組め」(産6/20)、「これでは政治資金の不正を根絶できない」(経6/20)

翌6/21(金)も、六紙社説のテーマが揃った。それも各紙の2本ともが同じテーマ。ロシア大統領プーチン氏の訪朝がその一つ。

「プーチン氏訪朝 危険な軍事協力の強化」(朝6/21)、「露朝の軍事協力条約 秩序壊す同盟許されぬ」(毎6/21)、「ロ朝軍事協力 国際秩序脅かす挑戦だ」(東6/21)、「露朝が新条約 国際秩序を公然と無視した」(読6/21)、「露朝同盟の成立 日本への脅威が高まった ウクライナ侵略加担許されぬ」(産6/21)、「同盟誇示するロシアと北朝鮮の脅威に備え急げ」(経6/21)

もう一つは、東京都知事選の告示。「首都の未来託す一票に」(朝6/21)、「首都の将来像競う論戦を」(毎6/21)、「暮らしの未来図を競え」(東6/21)、「1票の大切さ問われる乱戦だ」(読6/21)、「首都の将来像見いだす論戦に」(経6/21)

あれ、一紙落ちている。産経だ。同紙は、この日、プーチン氏訪朝の一本に絞った。

さらに、6/22(土)。国会閉会など政治がテーマの日。六紙社説は同じ傾向が続いた。

「国会閉会と岸田首相 政権の機能不全あらわに」(毎6/22)、「裏金事件と政治の不全 ならば主権者が正そう」(東6/22)、「深まる政治の危機」(朝6/22)、国会閉幕「不信感残った」(読6/22)、「骨太の名に値する成長戦略示せたか」(経6/22)、「金利ある世界と骨太 放漫財政への危機感欠く」(毎6/22)

産経のみ落ちている。同紙社説は、この日、政治ではなく別の2テーマを書いた。天皇皇后両陛下の「英国ご訪問」と「梅雨入り」。なお、産経は、17日に骨太を、19日に都知事選を、23日に国会閉幕を、各々採り上げている。優先順位が他紙と少し異なるだけ。

そして、今朝(6/23)、多くが書いたのが、沖縄慰霊の日。

「沖縄慰霊の日 記憶をつなぐために」(朝6/23)、「きょう沖縄慰霊の日 国は対話通じ痛み共有を」(毎6/23)、「沖縄を再び戦場にしない」(東6/23)、「沖縄慰霊の日 史実を歪めず追悼したい」(産6/23)

読売と日経の社説タイトルに沖縄の文字はない。

さて、6/17週の六紙社説は、そのほかに、ウクライナ平和サミットや、鹿児島県警の捜査などを話題にした。

六紙社説(サイト内)

兜の緒を締めよ

隆盛を求めるには時を要するが、凋落はあっという間だ。隣国の低迷を明日はわが身と、成果をあげている今こそ、兜の緒を締めなくてはならない。

産経新聞の主張(社説)「五輪球技の活況 快挙にも兜の緒を締めよ」(6/15)から。隣国とは韓国のこと。日本は、多くの球技種目でパリ五輪への出場を決めた。それを、あまり成績の良くない韓国と比較している。

在京六紙の社説が、五輪での特定の競技の出場権を議論するのは珍しい。それも他国のそれを引き合いに出すのはかなり稀だろう。ちょっとどうかと思わなくもない。が、調子の良い時こそ、慢心せず将来への「備えを怠らない」、その主張は当を得ている。

この社説が目に留まったのには理由がある。十日ほど前に、友人とのやり取りの中で「兜の緒を締めよ」と書いた。同じ言葉が、きのう、社説のタイトルに登場したのだ。

友人からこんな話があった。「武という字は戈(干戈=矛と盾)と止という字から成り立っていて、本来の意味は戦いをやめること。それに術(テクニック)がついて、敵の攻撃を無害化して自分を護って、攻撃を諦めさせて交戦状態を友好交流に転化して」云々。

戦いをやめる、戦わない、そこから、日露戦争での連合艦隊解散ノ辞へ連想が飛んだ。その最後の部分を返信した。「奮励し、万全の実力の満を持して放つべき時節を待たば、こいねがわくば以て永遠に護国の大任を全うする事を得ん。神明はただ平素の鍛錬につとめ戦わずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安んずる者よりただちにこれをうばふ。古人曰く、勝つて兜の緒を締めよ、と」。

さて、6/10週の六紙社説は、そのほかに、少子化の加速、保護司殺害、欧州議会選、東京都知事選、「セクシー田中さん」問題、JPドラゴン逮捕、佐渡金山、財政再建目標、G7サミットなどを話題にした。

六紙社説、坂の上の雲第6部平和は槍で得るものなのか(いずれもサイト内)

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