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キーワード「加賀恭一郎」の検索結果は以下のとおりです。

Re: 希望の糸

  • 2025/08/02 06:36
  • カテゴリー:読み物

モニターが消えたままのカラオケボックスというのは、こんなにうらさびしい空間なのか、と思った。

警視庁捜査一課の刑事、松宮脩平は、この時、捜査対象から話を聞くのにカラオケボックスを予約していた。街中で手軽に使える個室だ。

東野圭吾著「希望の糸」から(p227)。再読。加賀恭一郎シリーズ第11作。

かつて私もカラオケ以外の目的でカラオケボックスを使っていたことがある。一人のこともあったけれどたいがい二人で。用途は、楽器の練習。20年いや30年も昔の話。

モニターなどカラオケ設備はオフにしておいてもらった。ソファに座っては吹けないのでパイプ椅子など普通の椅子をお店から借りた。譜面台は持参。

二人だとデュオ(二重奏)をすることになる。これは練習という名のお楽しみ、完全にお遊び。ドヴィエンヌ作曲「6つの二重奏」の楽譜は必ず用意した。ほかにもあれもこれもと棚から引き抜いて持って行くと楽譜の束だけでもかなりの重さになった。

楽器は数キロある。譜面台(Wittner)も軽くない。それに楽譜。そんな一式を、どこか外で吹くとなると運んでいた。なかなかの荷物だ。

希望の糸(サイト内)。6 Bassoon Duets, Op.3 (Devienne, François)|IMSLP

あなたが誰かを殺した

  • 2025/04/21 06:04
  • カテゴリー:読み物

薬剤師はAIには到底かなわない。何しろ向こうは膨大なデータを持っているからね。だからといって人間の薬剤師が不要になることは永遠にありません。AIにはお節介という機能がないから

東野圭吾著「あなたが誰かを殺した」(講談社、2023年)から(p35)。昨年8月に図書館に予約を入れた段階で83人待ち。ようやく順番が回って来た。

高級別荘地で連続殺人事件が発生。と来れば、たまたま、そこに、名探偵など謎解き役が居合わせた、となりがち。その手の推理小説は少なくない。が、著者の場合、そんな安易な設定は採らない。それにこれは加賀恭一郎シリーズ。一風変わってるが説得力のある理由で加賀を登場させる。

その仲介に、金森登紀子が出て来る。映画「祈りの幕が下りる時」(2018年)で、その役に扮した田中麗奈の顔が思い浮かんだ。

加賀恭一郎シリーズ(サイト内)。第3作「どちらかが彼女を殺した」、第5作「私が彼を殺した」

Re: 赤い指

  • 2023/10/03 05:49
  • カテゴリー:読み物

その時ふと、ある考えが彼の脳裏を横切った。それは彼の心をひきつけるものだった。数秒間、その考えを頭の中で転がした。

東野圭吾著「赤い指」(講談社文庫、2009年)から(p77)。加賀恭一郎シリーズ第7作。

9月の帰省、その道中の読書用に図書館で借りた。読むのは何度目だろうか。その度に心を揺さぶられる。特に最後の30ページほどだ。

恭一郎の母親は仙台で亡くなった、そう記されていることに、今回、気付いた。本作では練馬署に所属しているが次の第8作「新参者」で日本橋署へ移る。それら伏線は第10作「祈りの幕が下りる時」へと繋がって行く。

赤い指新参者祈りの幕が下りる時東野圭吾の本十冊(いずれもサイト内)

東野圭吾公式ガイド

  • 2021/04/24 07:01
  • カテゴリー:読み物

分析的に書いている記事やブログなんかは、まあいいと思うんですよ。「少なくとも書いた本人にとってうそではないんだろうな」という目で読んでいます。

ネット情報との付き合い方、「おおむね疑ってかか」る。東野圭吾作家生活35周年実行委員会編「東野圭吾公式ガイド-作家生活35周年ver.」(講談社文庫、2020年)所収、ロングインタビュー「東野圭吾最強小説家の秘密」から(p292)。新聞は、「ある程度は信頼でき」る。購読紙は、朝日、日経、毎日、読売の4紙とか。

加賀恭一郎シリーズの「希望の糸」(2019年)に関して、著者は、「次につながっている」「大きな伏線が含まれている」と記している(p204)。

東野圭吾(サイト内検索)

希望の糸

  • 2021/03/18 06:49
  • カテゴリー:読み物

たしかに刑事の勘が外れることは少なくない。そのことに気づかず、的外れな捜査に固執するやつは優秀な刑事とはいえない。しかしだ、ちょっとばかり思惑通りに行かないといって、すぐに勘が外れたと決めつけるやつも大した刑事にはなれない

東野圭吾著「希望の糸」(講談社、2019年)から(p155、210)。最寄り図書館に予約を入れて一年経過、ようやく順番が回った来た。

予備知識なく読み進める内に、豈図らんや、松宮脩平の名が出て来た。ということはあの人物も出て来るはず。やはりそうだ(p51)。警視庁捜査一課加賀恭一郎警部補。この事件の3年前に、日本橋警察署から本庁へ戻って来ていた。加賀シリーズは、「祈りの幕が下りる時」で終わったものとばかり思っていたけれどそうではなく、この「希望の糸」が第11作目。

加賀恭一郎(サイト内検索)

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