戦争と分断の世界を生きる
- 2025/01/06 06:03
- カテゴリー:興行・放送
トランプ氏は、もし中国が軍事的に台湾侵攻することがあったら、ものすごい関税を上げると言っている。が、これ、受け止めようによっては、中国にしたら、関税を上げられるくらいで悲願の台湾侵攻できちゃうんだというメッセージにも受け取られかねない。
NHKラジオの番組で、同志社大の三牧准教授がそんな話をしていた。トランプ氏は、台湾有事に対して、関税での制裁云々は言うけれど、米国が軍事的な対応をするかどうか、そこは明確に述べていない。
米国は、もはや世界の警察ではない。米国第一主義が濃厚なトランプ政権となれば、国際的なリーダーの立場からも降りる可能性がある。その後釜に座ろうと虎視眈々と狙っているのが中国だ。例えば、AIは何歩も先を行く。景気も追っ付け復調する。今後、様々な領域で権威主義国と民主主義陣営がせめぎ合う、そんな様子がより鮮明になるのだろう。
# トランプ(サイト内)。2025新春特集「“戦争と分断”の世界を生きる」前後編(NHKラジオ第一、1/1 17:05-)止められない戦争、進む分断…米国・中東・中国を見つめる研究者たちが2025年の世界を展望し語り合う。【出演】同志社大学大学院准教授…三牧聖子,東京大学大学院教授…阿古智子,放送大学名誉教授…高橋和夫,【司会】NHK放送文化研究所主任研究員…鎌倉千秋