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『知的生産の技術』その後

  • 2021/12/30 06:30
  • カテゴリー:読み物

かくべき内容は、読書によって誘発された自分のひらめき着想であって、本の抜粋ではない。内容を見る必要があれば、その本をもう一どひらけばいいのだから。

ここのブログでやっていることを叱られている、そんな風に感じた。引用は、梅棹忠夫著『知的生産の技術』その後(p4)から。それは、著者編「私の知的生産の技術」(岩波新書、1988年)の最初に収められている。

その部分の小見出しは「挫折の諸類型」。著者が「知的生産の技術」(1969年)で提唱したカード・システムを導入しようとして挫折した人には、いくつかの共通点があった。本や新聞からの書き抜きを蓄積しようとする、目的や意図もなしに無暗に収集する、書いたカードを分類しようとする。

蓄積することによって何かが判る。分類するからこそ何かに気付く。社説のファイル一年分を整理しながら、そういうこともあるのではと、あらためて、思うのだけれど、どうだろうか。

知的生産の技術(サイト内)

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