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世界で一番やさしい家具設計

コストを下げるために(略)材料の歩留まり、工程の効率化を検討するほうが得策だろう。「工程を省く」のではなく、工程の段取りを上手にやり、無駄をなくすことが重要だ。

和田浩一著「世界で一番やさしい家具設計」(エクスナレッジ、12年)から(p30)。ここで言う家具は、普通のテーブルや椅子などのことではなく、造り付けの家具、いわゆる造作家具のこと。この世界では、木材は合板が当たり前なんだな。

合板の歩留まりの話を一つ。ソファ(ベンチ)制作時の端材を利用して植木鉢置きを二台作った。一枚ずつある棚は、歩留まりを考えて、図のハッチ部分を使った。材は、15mm 厚、3x6 ラワン合板。表面の木目で言うと、一枚は縦使い、もう一方は横使い。無垢材では普通、長手方向と木目が直交する木取りは避ける。これが躊躇なくできるのは合板ならではのこと。

Ulmer Hocker もどき(サイト内)

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