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レビュアーの「あのー」

もちろん、あのー、全人類におすすめしたい本です

それを皮切りに冒頭2分間程しゃべる間に、「あのー」は約20回、「えー」は4回。昨夜の「マンスリーブックレビュー」(NHKジャーナル、ラジオ第一、4/3)、初回のレビュアーは、翻訳家の岸本佐知子氏だった。口癖なのか、準備不足か、それとも緊張のためか、「あのー」を連発。そういう方、そういう場合は、別に珍しいことではない。ただ、この方のこの日の「あのー」は、無意識だろうけれど、強調気味で、言葉に埋もれずに浮き出て来る。すべての小節が強拍の「あのー」で始まる音楽を聴いているかのようで、話の内容が耳に入って来ない。残念なことだった。周りに伝染るのか、この日聞き手のアナウンサーたちも「あのー」が多いような気がした。なお、今回レビューされた本は、鴨居羊子著「女は下着でつくられる」だった。

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