きのう(6/11)、交換によって経済が生まれ専門化が始まったという説を引用した。この交換に関連して、かつて以下のようなことを書いた。メール「三大発明」(2013/12/6)からの抜粋。
「夢の中で三大発明のことを考えていた。19世紀や、20世紀の三大発明は、何だろうか。その前に人類史上の三大発明を、今一度、確認しておく必要があるな。学校で、習ったはずだ。と思い出すところから、夢は始まった。確か、栽培と、教育、そして、交換だったかな。交換は、間違いないだろう。あのウォルター・ブロックも、交換は、車輪や火の発明より優れた大発明、と書いていた。あれ、その比較には、車輪や火が出ているんだな。ということは、栽培と教育は怪しいゾ。
というところで、目が覚めて、さっそくGoogleさんに尋ねた。人類史上の三大発明は、火薬、印刷、羅針盤、が定説になっているようだ。学校でもそう習ったように思う。三つ各々が、エネルギー、情報、移動というジャンルにあると認識すれば、さしあたり、20世紀の三大発明となると、原子力、集積回路、航空機と言ったところか。
その点、夢に出てきた、ブロックが言う火、交換、車輪も、エネルギー、情報、移動とジャンル分けできなくもない。しかし、これらは、発明よりは、どちらかと言うと発見なんだろうな。たまたま見付けられたのであって、実験の結果、獲得された科学的な成果ではなさそうだ。
さて、21世紀の三大発明はどうなるだろうか。エネルギー、情報、移動で考えるならば、例えば、動物による炭素固定、テレパシー、どこでもドア、とか。そうだったら面白い」
# 余剰食糧の交換(サイト内)。ウォルター・ブロック著「不道徳な経済学~擁護できないものを擁護する」橘玲訳(講談社+α文庫、2011年)。「世紀の夢、三菱ケミカルホールディングス社長小林喜光氏(あすへの話題)」(日本経済新聞夕刊、2014/1/20)。ウミウシ光合成、解明進む 藻類葉緑体利用、ゲノム解読で―基礎生物学研究所など(6/1)