日本近海で進む魚種交代
- 2019/11/10 07:11
- カテゴリー:時の話題
# サンマ不漁いつまで 日本近海で進む魚種交代(11/9 02:00)、ガイア理論、レジームシフト、川崎健著「イワシと気候変動」(岩波新書、09年)
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2019年11月の記事は以下のとおりです。
# サンマ不漁いつまで 日本近海で進む魚種交代(11/9 02:00)、ガイア理論、レジームシフト、川崎健著「イワシと気候変動」(岩波新書、09年)
ポストイットの販促用キット
と、小見出しにあるのは、「ビジネスモデル・キャンバス」の項だ。多用されているにもかかわらず、このフレームワークから「画期的なモデルが生まれたという話は、あまり聞こえてこない」、これで「儲かっているのは、おそらくコンサルタントとポストイットであろう」と、斬って捨てる。「ビジネスモデル・キャンバス」の信奉者が読んだら卒倒するんじゃないだろうか。引用は、山田英夫著「ビジネス・フレームワークの落とし穴」(光文社新書、19年)から(p89)。
本書は、3C、5F をはじめ、巷で有名なフレームワークはおおよそ採り上げている。全編に溢れる辛口のコメントの中には、各々のフレームワークを上手く使いこなすヒントを見付けられるかもしれない。その点、J・ボイエットら著「経営革命大全」の類書と言える、深耕の度合いがだいぶ違うけれど。
# A・オスターワルダーら著「ビジネスモデル・ジェネレーション」、機械学習活用のためのフレームワークを開発
採用についても、企業文化との適合性をはっきりつかむのは、なかなか難しい。組織の成功に「人」は欠かせない。しかし、人を尊重する経営は「言うは易く、行うは難し」の典型だろう。
J・フェファーら著「なぜ、わかっていても実行できないのか-知識を行動に変えるマネジメント」(日本経済新聞出版社、14年)から(p62)。巻末に、知識を行動に変える八つのポイント(p250)付き。
事業は人なり、とはよく言ったもので、引用にもあるように、適切な人材なくして成功は覚束ない。顧客や共同研究者など社外にも目を向ける必要はあるけれど、まずマネージすべきは社内だ。部下、同僚、上司。そして、とりわけやっかいなのが自分自身。その点は、フェファー氏も別の著作で強調している。
# 「権力」を握る人の法則(サイト内)
最寄り図書館で予約した本を借り受ける際、新着本コーナーを覗くようにしている。面白そうなのがあれば、そこからも借りることがある。月に2、3冊だろうか。先月は数えてみると7冊も借りている。一か月では多い方だろう。
新着ではあるのだろうけれど、このコーナーで先月今月の新刊にはお目にかかったことがない。早くて刊行後半年、たいがいはそれ以上経っている。試しに10月に借りた7冊の刊行月を並べてみた。今年1月が1冊、去年11月が5冊。そして、もう1冊、「七つの会議」の文庫本は、なんと、3年半前の16年2月だ。別に苦情を言いたいわけじゃない。目新しいものと出会えるのであれば、おれにとっては、新着本が半年前の刊行でも、3年前でも一向にかまわない。
カムチャッカ半島で起きた巨大噴火(略)と同時に約300年にわたる干ばつがはじまり、地中海東部から西アジアの広大な地域に影響をおよぼした。
大規模な飢饉の発生に伴い、水や食料を求めて人や家畜が移動。イスラエル人も、西アジアからの民族移動の一部としてエジプトの肥沃なナイル・デルタへ入植したとみられる。石弘之著「名作の中の地球環境史」(岩波書店、11年)、第22章のモーセ「出エジプト記」から(p293)。OPAC で「白鯨」を検索していて、興味深いこの本を見付けた。
古代イスラエル人の放浪は、火山の冬が原因とも考えられるんだな。カムチャッカのシベルチ山による紀元前22世紀来の火山活動が北半球に火山の冬をもたらした。寒冷そして乾燥がメソポタミア文明にも襲い掛かる。長期に渡る飢饉から逃れるため多くの民が周辺へ移動して行く。前17世紀、南へ向かう一群の中にアブラハムの一族があった。カナン辺りに行けば救われる、という噂もあったけれど、その地の飢饉もひどい。さらに南下し肥沃な地に達する。ナイル流域のデルタ地帯だ。住み始めた当初こそエジプトのファラオに厚遇されるが、その後は、前13世紀、モーセに率いられてエジプトを脱出するまで、4百年の長きに渡って奴隷として虐げられる。
# シベルチ山、イスラエルの失われた10支族(いずれも Wikipedia から)