知らない土地へ行って、その町の豊かさを知るには、劇場のプログラムを見るか、動物園に行くに限る。
そのような無用の長物にお金を掛けられるのであればその自治体はまだまだ余裕がある。川口マーン惠美著「住んでみたヨーロッパ9勝1敗で日本の勝ち」(講談社+α新書、14年)から(p153)。ドイツとてクラシック音楽界は衰退傾向にある。財政難などで自治体がオペラハウスなどを支えられなくなっている。
ベルリンの新空港、その開港が延び延びになっている(p76)。あの街に前からあるテーゲル空港(TXL)は、ドイツ駐在時代に何度か利用したことがある。電車が通ってない、古くて手狭。そんな文句を言うと、現地の友人は、新しい空港があと3年ほどで完成するのでそれまでの我慢と応えた。それから既に十数年経つが今以て開港したとは聞かない。web検索してみると、今年20年10月にいよいよオープンするらしい。
TXLへ最初に降り立ったのは、04年3月、デュッセルドルフ(DUS)からの便でだった。発地のDUSの方は、TXLに比べてだいぶスマートな空港。あれ。以前、大阪中之島の会社に勤めている頃に、出張で来たことがあるけれど、こんな空港だったかなぁ。地震があった年だから95年だ。十年ほどの間に別の空港になったかのようだ。友人に聞くと大きな火災事故があったと言う。言われてみるとそのことを聞いた覚えがある。再建されたのだ。今あらためて調べてみた、その事故は96年のことで、17名の方が亡くなる惨事だったとか。
2004/03/20 08:25 DUS-TXL LH248 BAe146-300 D-AEWA
1995/06/23 09:35 DUS-BSL LH5570
1995/06/19 19:30 LHR-DUS BA946
# ベルリン・ブランデンブルク国際空港 - Wikipedia、ベルリン新空港、来年10月開港 設備不良で9年遅れ(19年11月)。Düsseldorf Airport - Wikipedia。ノルウェー、自国の電力はほぼ100%水力、石油は輸出(p51)