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2025年02月の記事は以下のとおりです。

叔母が姪に遺したもの (2)

実家の母の下に、東の街から納税通知書が届いた。それは、母の叔母さんが遺した未納分の住民税を求めるものだった。

その街の納税係へ電話で照会したところ、相続の先の順位の方が相続放棄したために、母のところへお鉢が回って来たことが判った。相続放棄した人がいる、ということは、負の遺産の存在を否定できない。母も相続を放棄しないと厄介なことになるかもしれない。

相続放棄の手続きをするのは家庭裁判所だ。その街を管轄している家庭裁判所はどこかを納税係の方に教えてもらい電話を切った。

続けてすぐその家庭裁判所に電話。相続放棄の手続きについて訊ねたところ手際よく教えてくれた。申述書を家裁へ郵送する。いくつか添付すべきものがあるので説明文をよく読むように。書式や記入例などはwebページにある。webでの検索方法はこれこれこう、と。さらに注意点2つが追加された。相続の開始を知ってから3か月以内に申述する必要がある。家裁に必着で消印ではない。郵送か家裁へ持参でも可。それと、申述書の記入は本人でなくても良いが、自署と捺印は必ず本人で。

やはり、いつでも相続放棄できるわけではない。3か月以内なのだ。いつから数えて3か月かという問題はあるけれど(後述)、とにかく、残された日数は限られる。

家裁の説明文に急ぎ目を通した。申述書に添付する書類は、甥や姪の場合は以下。

1) 被相続人の死亡の記載のある戸籍謄本
2) 被相続人の住民票除票又は戸籍の附票
3) 申述人(相続放棄をする方)の現在の戸籍謄本
4) 被相続人の兄弟姉妹のうち申述人の親の死亡の記載のある戸籍謄本

被相続人は、母の叔母のことなので、1) は叔母さんの戸籍。そこに死亡の記載がある。話はここから始まるので、添付資料として求められるのは当然だろう。けれど、これがどこにあるのか判らない。叔母さんの本籍地はいったいどこだろう。

2) は叔母さんの住民票除票または戸籍の附票。亡くなった時の住所が判る。これによって管轄の家裁が決まるので必要な情報だろう。住民票除票はどこにあるかは判る。今回、納税通知書を送って来た東の街だ。しかし、戸籍の附票なら、1) と同じところにある。取り寄せる作業は減らす方が良いので、1) 2) 併せて請求することにしよう。

3) にある申述人は、私の母のこと。この戸籍謄本によって相続放棄しようとしているのが誰かを明らかにする。母の本籍地は判る。問題なし。

4) 被相続人の兄弟姉妹のうち申述人の親、これは母の父。その人は既に亡くなり、今回の相続権がその子である母に移って来ていることを示す必要がある。母の父、私にとって祖父であるその人は、30台の若さで亡くなった。それに、当時は大家族で暮らしていた。おそらく彼の死は曾祖父が筆頭の戸籍に記載されているだろうと推測。母の実家の戸籍だ。

そんな風に、これら添付書類について見当を付けた。問題は、母の叔母さんの本籍地だ。母も知らないと言う。叔母さんの出生から順にたどる必要があるだろうか。それならば、祖父の妹なので、曾祖父の戸籍に記されているはず。4) と同じ戸籍謄本という可能性が高い。それを取り寄せることから、まずは始めようか。

母の叔母さんの本籍地が転々としていたりすると、ややこしくなる。戸籍謄本の記述を追って、次々順番に取り寄せていかなければならない。期限に間に合うだろうか。

などと、思いを巡らせる内に、はたと思い当たった。あそこなら、これらの情報が一式すべて揃っているはず。電話で訊ねてみよう。果たして、教えてくれるだろうか。

この日は、帰省最終日。沖縄へ戻る便の時刻を気にしながら作業を進めた。つづく

叔母が姪に遺したもの帰省、25年1月(いずれもサイト内)

耳鼻科、25年2月

月に一回の耳鼻科通いが続いている。今回も待合室はたいへん混んでいた。祝日明けということもあったろう。それに診察や処置に時間がかかる患者さんが重なったようだ。いつになく待たされて、呼ばれた時は受付してもらってから一時間は経過していた。それでも先に来ている人を何人か追い越して呼ばれた。アプリによる受付の威力。

総じて良くなって来ているが、まだ具合の悪い日がある、と伝えて診察を受けた。喉や鼻を診たあとに、耳鼻科医は、抗生剤を替えましょうと言った。ここしばらく服用したクラリスロマイシンに替えて、ニューキノロン系のレボフロキサシンを処方してくれた。

耳鼻科の次は薬局。アプリで処方箋を送っておいて10分弱歩く。そこでも少なからず待っている人がいたけれど、到着後ほどなく呼ばれた。アプリ送信によるファストトラック。

帰りに図書館とスーパーへ寄った。貸出カードや、ポイントカード、クレジットカードはスマホに登録している。この日は、耳鼻科からずっとスマホ一台で事足りた。便利な世の中になったものだ。

デジスマ診察券薬局へ処方箋を送るGoogleウォレット(いずれもサイト内)

図書館の本、25年1月

  • 2025/02/14 05:23
  • カテゴリー:読み物

どんな本を読み、どんな部分を抜き出すか。そこに、自分が何に関心を持っているのかが如実に表れる。今の気分では、例えば、以下のような選択。

戦術家というのは、「敵が予想どおりに来る」というこのふしぎな瞬間に賭けているようなものであり、戦術家としての仕事のほとんどはこの瞬間に完成する。

司馬遼太郎著「坂の上の雲」第8巻(文春文庫、1999年、新装版)から(p29)。ロシア海軍のバルチック艦隊は対馬海峡に現れる、作戦参謀の秋山真之はそう予想した。著者は彼に対して戦略ではなく戦術という言葉を使った。意図があってのことだろう。

家電量販店でお客さんに説明する販売員がもつべき知識程度の内容を解説する

新着本コーナーにあった、森下信著「今と未来がわかる 身近な機械 しくみと進化」(ナツメ社、2023年)、「はじめに」から(p7)。一般家電、パソコンや通信、はたまた、ハイブリッド車まで、その「しくみ」が載っている。こういう本の存在はありがたい。

占領延長型、有事即応型、国民無視型

現在の日米関係の実態は、この3点に整理されると著者は指摘する。松竹伸幸著「<全条項分析> 日米地位協定の真実」(集英社新書、2021年)から(p266)。地位協定が改定されない限りわが国は真の独立国家ではない。悲しい事実だ。

リーダーシップ、身近な装置、そして、安全保障。

坂の上の雲地位協定(いずれもサイト内)。佐藤優著「イスラエルとユダヤ人」(角川新書、2020年)、藤原正彦著「日本人の誇り」(文春新書、2011年)

叔母が姪に遺したもの (1)

このあいだ帰省した折のこと。こういうものが届いたと母が一通の封書を取り出した。東へ百キロほど離れた街が差出人の納税通知書だった。なぜ、そんな遠い街が税金を払えと言って来るのだろう、ちょっと嫌な予感がした。

母が言った。届いてからしばらく放って置いたけれど、やはり気になるので書面に印刷されている課税係へ電話した。すると、叔母さんが亡くなり、未納分の住民税を遺した、代わりにそれを払ってもらうために納税通知書を送付した、と言われた。叔母には子供らがいるのだから、こちらは払うつもりはないと応えた、と。

あの人が亡くなったのか。母の叔母さん、私からすると大叔母さん。随分前に一度会ったことがある。歌舞伎に造詣の深い人で手習鑑だったか何か時代物について話したことを覚えている。30年は前だと思う。母も、それ以来、やり取りはなかったと言う。その通知のことがあるまで叔母がその街に住んでいたことも忘れていたようだ。

その書面をつぶさに見た。日付けは2か月前。益々嫌な感じが募った。実家に滞在中、平日を待って、その東の街の課税係へ電話をかけ、経緯を訊ねた。

こういう事情だった。母の叔母は、満100歳で亡くなった。その方の相続人が誰かを係の方で調べた。遺言書はなかった。配偶者は既に亡くなっている。相続第1順位の子は相続を放棄していることが判った。第2順位の両親も既に亡くなっている。第3順位の兄弟姉妹も皆さん亡くなっている。よって、相続権は、その子らつまり甥や姪に移動している。その方の長兄の子で存命している一番年長の人に納税通知書を送付した。それが、私の母のところへ届いた書面だった。

その叔母さんの子、つまり母にとっては従姉妹、とは交流が途絶えていたので、叔母さんが亡くなったことや相続放棄のことはその人達から伝わって来なかった。遠くのお役所からの連絡でその事実を知ったことになる。

嫌な予感は的中した。相続が放棄され、それでこっちへお鉢が回って来たのだ。その未納分の税金は2万円に満たない額。その支払いを避けるために放棄されたのだろうか。いやそうではない、ほかに負の遺産がある、と考えるべきだろう。

対応を急ぐ必要があった。つづく

帰省、25年1月(サイト内)。No.4132 相続人の範囲と法定相続分|国税庁

プルチネルラ、N響#2029

  • 2025/02/12 06:07
  • カテゴリー:音楽

前回ちゃんと見なかったがために「レニングラード」(N響#2028)を迂闊にもダウンロードしてしまったことを反省し、その次の定期公演は番組表でしっかり確認した。ソヒエフ指揮でプルチネルラ。これは大いに期待できる。

N響第2029回定期公演
ストラヴィンスキー作曲
組曲「プルチネッラ」
(指揮)トゥガン・ソヒエフ
(管弦楽)NHK交響楽団
(24分20秒)
2025年1月24日NHKホールで収録

期待に違わずこれはなかなかの好演。管、弦ともに達者で、指揮の指示によく反応しているのが判る。2年ほど前に同じオケで聴いた時には、まったく冴えない演奏だった。誰が指揮をするかによってこうも変わるのだ。

音楽とはまったく関係ない話。先日、ベトナム戦争のドキュメンタリー番組を観た。ベトナムは軍事大国アメリカに勝利する。国土は焦土と化し3百万人以上が犠牲となったがそれでも屈しなかった。英雄ホー・チミンのリーダーシップのなせる業だ。人々は彼を信じ、彼の言葉に気持ちを奮い立たせた。そして、事をなし遂げる。組織はリーダー次第、そのことをあらためて思い知った。

前半のプルチネルラに続いて後半はブラ1。これもまた素晴らしい演奏。番組の解説者が言う「堂々」の表現が的確だろうと思った。今回の2曲、消さずに保存版にしよう。

プルチネルラN響(いずれもサイト内)。N響第2029回定期公演【曲目】組曲「プルチネッラ」(ストラヴィンスキー)交響曲第1番ハ短調(ブラームス)【指揮】トゥガン・ソヒエフ【収録】2025年1月24日NHKホール▽ベストオブクラシック(NHK-FM、2/7 19時半)、映像の世紀バタフライエフェクト「ベトナム 勝利の代償」(NHK総合、1/27 22時)

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