お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

2026年02月の記事は以下のとおりです。

高市首相のいない日曜討論

まあ元々、選挙戦に入る前から若干痛めておられたらしいんですが、やはり選挙戦でですね、まあ握手されたり、いろんなことをされて、ご本人も目いっぱい動いておられますので、痛められたということでございまして、その治療等々ありまして、今日は出席ができない状況でお詫びを申し上げたいという風に思います。 
 
高市首相の代わりに出演した田村憲久政調会長代行がそう説明した。「日曜討論 党首に問う 衆院選の争点は」(NHK総合、2/1 9時)で。
 
この説明には、不自然さが詰まっている。
 
握手したり、いろんなことをして、この表現、非常に曖昧だし、それに、責任を、有権者側あるいは熱狂的な支持者に転嫁しているようにも聞こえる。丁寧語、受身、どちらの意味にもとれる「される」を巧妙に使った可能性はないか。
 
首相という立場であれば、遊説中の身体的安全確保はSPを含めた組織の責任だ。目いっぱい動いているから仕方ない、というのでは、国家危機管理のトップとしてはあまりにも心許ない。自身の体調管理すらできない方に、果たして、国の舵取りができるのか。
 
今の世の中、電話やビデオでリモート参加することは容易。それをせず、治療中なので欠席で済ませたのは、生放送での厳しい追及、特に統一教会疑惑など、を避けた、と捉えられても仕方のない対応だ。
 
田村氏が「らしいんですが」と伝聞調で語るのも怪しさを倍増させている。政調会長代行という幹部が、首相の体調という極めて重要な情報を「らしい」で語る不自然さ。首相の欠席が急遽決まり党内での調整が十分にできなかった可能性を示唆している。
 
「日曜討論」は、各党のリーダーが政策をぶつけ合う討論番組であり、国民が投票先を判断するための貴重な情報源のはず。一週間後の2/8に投開票を控えた衆院選の直前というタイミングであれば、その重要性はなおさら。それを欠席するとは。有権者へ語る機会を軽視していないか。
 
これから一週間どうするつもりだろうか。「日曜討論」にはリモートでも参加できない体調なのに、街頭演説には出るなんて矛盾した動きがあると、あちこちで炎上するだろう。もしこのまま首相不在の印象が強まれば、与党の過半数維持は危うくなり、まさに自壊のシナリオも現実味を帯びて来る。
 

社説で読む衆院選、26年

在京六紙の社説から衆院選に関係するものを拾ってみると、1/20〜31の間に54本あった。それらのタイトルをざっと眺めて、どんなことを感じたか書いておこう。
 
どうも低調な感じが拭えない。選挙戦序盤で、社説による争点洗い出しは、まだまだこれから、ということはある。が、
 
主要政党がこぞって、減税や、給付を掲げたことで、論戦が今あるパイの奪い合いという再分配論に終始しているからだろう。社説もまた、「ポピュリズム」「大盤振る舞い」と批判しながらも、具体的な代替案を出せず、国民に心地よい目先の利益を示すだけで、共犯関係に陥ってしまっている。
 
例えば、人口減少や、消滅可能性都市の現実、そして財政の限界を直視した、賢い撤退と集約は、真の争点の一つだが、政党もメディアもこの痛みを伴う議論を封印している。これは地方の高齢者という、主要な支持者、読者への忖度にほかならない。
 
政党や一般紙が、そうやって特定層の機嫌を伺う一方で、日本経済新聞の社説は「新たな成長生む戦略こそ競うべき本丸だ」(1/29)のタイトルを掲げている。他紙の再分配論に掻き消されそうになりながらも異彩を放つ。
 
日経が言う成長戦略は、選択と集中を前提とした経済の新陳代謝、つまり低生産性企業の退場を促す、痛みを伴う議論だ。先一週間、こういう、国民が向き合うべき現実、つまり真の争点を示す社説が、続々と掲載されることに期待したい。
 
さて、この一週間ほどで、六紙社説は、そのほかに、グリーンランド問題、訪日客4000万人超え、プルデンシャル生命の不正、中国軍高官失脚、東大教授の汚職、春闘と賃上げ、などを話題にした。
 
六紙社説、真の争点を報じる(いずれもサイト内)

ページ移動

  • ページ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

ユーティリティ

« 2026年02月 »

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
- - - - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

自民党圧勝の背景
2026/02/24 07:11
アルファベットの木札
2026/02/21 10:51
クリスマスの足音
2026/02/19 06:27
Live Transcribe
2026/02/16 06:19
AIと冷却ファンの関係
2026/02/14 07:18
成都の切り絵
2026/02/12 06:10
衆院選翌日の報道
2026/02/11 07:13
私に贈る意外な10曲
2026/02/10 06:35
「公共放送を考える」
2026/02/09 06:42
数十年後の日本を救う
2026/02/08 05:41

過去ログ

Feed