沖縄で線状降水帯
- 2021/07/01 06:31
- カテゴリー:沖縄・暮らし
一昨日(6/29)、激しい雨の音で目が覚めた。その時点で、既に、本部町や沖縄市に避難情報が出ていた。ここ那覇市では、6時前になって、防災行政無線の放送「こちらは防災那覇です」が、大雨警報をアナウンス。正午までに計2百mmほど降った。
気象庁は午前2時49分、沖縄本島地方に「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。今月17日に運用が開始されて以来、初めての発表です。
そうだったことを後で知った。引用は、NHKの記事(6/29)から。この顕著な云々という新たな防災情報ついて意見する社説が、ちらほらあるのには気付いていた。あらためて見てみると六紙出揃っていた。
- 線状降水帯 冷静な対処こそ肝要だ(東京、4/27)
- 線状降水帯 新情報で豪雨被害を防ぎたい(読売、6/2)
- 線状降水帯 危機感が伝わる発信を(朝日、6/4)
- 豪雨と防災情報 避難行動に役立つ運用(毎日、6/11)
- 線状降水帯の情報 早めの避難で命を守ろう(産経、6/16)
- 防災情報の発信は効果的に(日経、6/27)
「顕著な大雨」では、「危機感が伝わりにくい」(産経)、「聞いただけでは内容を理解しづらい」(日経)。「既存の警戒情報との混同も懸念される」(東京)、「『記録的短時間大雨情報』との区別もつきにくい」(読売)。そして、「この情報は気象の状況を説明しているだけで、発表された時には既に対象地域は大雨となっている」(毎日)。
各紙とも冷ややかだ。初めて発表されて、果たして、どんな具合だったろうか。「実際に避難する際の役に立ったか。被災後の検証にも力を入れるべきだ」(朝日)。
# 沖縄本島地方で線状降水帯が発生 災害危険度高まる(nhk.or.jp、6/29)