エントリー

選択の科学

  • 2021/11/10 06:39
  • カテゴリー:読み物

人は比較的少ない数(四から六)の選択肢を与えられた場合、多く(二〇から三〇)の選択肢を与えられた場合よりも、実際にどれかを選び取る可能性が高く、自分の判断に確信を持ち、選んだものへの満足度が高い

多過ぎる選択肢を前にした時、どんな心理が働くのだろうか。より良いものがほかにあるんじゃないか、まだ探し足りないのではないか、選ぶってことは面倒な作業だな・・・。引用は、シーナ・アイエンガー著「選択の科学」(文春文庫、2014年)から(p279)。本書の副題は、コロンビア大学ビジネススクール特別講義。

洋菓子屋さんへケーキを買いに行く。プロジェクトをどのように進めるか迷う。どちらも何かを選ぶことになるけれど、様相はだいぶ異なる。前者は、棚にすべての選択肢が既に示されている。やや受動的な選択だ。それに対して後者では、自ら選択肢を並べていく。機能しそうにない選択肢を並べるわけにはいかないので、はや絞り込みが始まり、ランク付けもなされる。あれはいい、これはもう一つだと。並び終える頃には、大概、選ぶべき道は心に決めているものだ。

弁護士の「勝つ技法」その科学が成功を決める(いずれもサイト内)

ページ移動

ユーティリティ

« 2025年04月 »

- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

孤立死2万人超
2025/04/27 06:01
クリス智子、あの人の本棚
2025/04/26 05:59
らくらじ2
2025/04/25 05:40
30-touchpad.conf、E200HA
2025/04/24 05:54
角幡唯介、あの人の本棚
2025/04/23 05:59
六厩越え
2025/04/22 05:57
あなたが誰かを殺した
2025/04/21 06:04
沖縄離島の有事避難案
2025/04/20 06:00
べらぼう(15)
2025/04/19 06:55
アイロンのある風景
2025/04/18 06:06

過去ログ

Feed