Debian、WiFiに繋ぐ
- 2021/11/13 10:31
- カテゴリー:PC・ツール・サイト
Linuxを試してみる、その5
昨日(11/12)リストにまとめてみて、WiFiに繋がらない面々には、何か共通する原因があるように思えた。作業中メモ代わりに撮っておいた写真をめくってみた。アラートめいた表示が一つ目に留まった。それは、Debianをインストールする際に現れていた。
「ネットワークハードウェアの検出」と題するページで、ファームウェア・ファイルが必要とある。「見つからないファームウェアファイル:b43/ucode15.fw」云々。無視してインストールを続けた。これが良くなかったのではないか。
調べてみると、表示されたb43とは、型番BCM43xxの無線LANカードのこと。それを機能させるには、あるファイル(ファームウェア)が欠落していると言っているのだ。WiFi接続に関係している、と言うか、接続の可否はまさにこれに因る。Lenovo G550を他のOSで立ち上げ、ターミナルでlspciを実行、Network controllerの行に "BCM4312" とあるのを確認。無線LANカードだ。それ用のファームウェアを入れる手順を、Debian Wikiでチェック。
そして今朝、今一度、Debianにトライ。前に使ったisoファイルは消してしまったので、あらためてダウンロード、debian-live-11.1.0-amd64-lxde.iso、2.35GB。USBメモリーに仕込んでインストール。完了して再起動。朝飯をはさんで、ファームウェアの作業へ。そのインストーラ(.debファイル)は、Win10マシンの方で調達してUSBメモリーで運ぶ。ターミナルから以下を実行、
sudo dpkg -i firmware-b43-installer_019-7_all.deb
依存関係の問題ですんなり進まない。b43-fwcutter、wget、二つが要ると出る。いずれも関連パッケージとしてDebian Wikiのページに並んでいる。それらを追加で手配して、順番にdpkgした。
b43-fwcutter_019-7_amd64.deb
wget_1.21-1+b1_amd64.deb
firmware-b43-installer_019-7_all.deb
これでもすんなり行かない。3番目、ファームウェア本体のインストールではネットへ何か照会する必要があるようだ。ネットに繋がらないからこの作業を進めているのに、ネットに問い合わせを出すとはどういうことだ。しようがない、奥の手で、疑似的な有線接続を行った。子機モードにしたTL-WR802N(TP-Link)へLANケーブルで繋ぐ。果たして、インストールは無事に完結。再起動。Connman settingでONにする、WiFiを認識した。ちょっと達成感あり。
Linux Mint [Xfce]や、Lubuntu [LXQt]も、暇があればやってみよう。
# Broadcom 43xx wireless devices - Debian Wiki、Ubuntuにダウンロードしたソフト(.deb)をインストールする方法。Linuxを試してみる(サイト内)