エントリー

村上春樹を読みつくす

  • 2018/08/25 07:24
  • カテゴリー:読み物

都会風なしゃれた小説家とだけ村上のことを考えている人には、戦争について熱心に語る、その言葉は意外に聞こえるかもしれない。だが村上春樹は戦争忌避のことを書き続けてきた作家なのである。

小山鉄郎著「村上春樹を読みつくす」(講談社現代新書、10年)から(p69)。意外だと思ったことを、もう一か所、引用しておこう。「海が抹殺されたことへの憤りは、村上文学の出発点だし、村上作品を貫くものだ」(p90)。

おれは、村上春樹の熱心な読者ではないけれど、「海辺のカフカ」の頃まではだいたい読んでいて好きな作品もある。「国境の南、太陽の西」(92年)だ、今もその本は本棚にある。次点は、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(85年)。

ページ移動

ユーティリティ

« 2025年04月 »

- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

孤立死2万人超
2025/04/27 06:01
クリス智子、あの人の本棚
2025/04/26 05:59
らくらじ2
2025/04/25 05:40
30-touchpad.conf、E200HA
2025/04/24 05:54
角幡唯介、あの人の本棚
2025/04/23 05:59
六厩越え
2025/04/22 05:57
あなたが誰かを殺した
2025/04/21 06:04
沖縄離島の有事避難案
2025/04/20 06:00
べらぼう(15)
2025/04/19 06:55
アイロンのある風景
2025/04/18 06:06

過去ログ

Feed