U-235
- 2023/03/01 06:20
- カテゴリー:興行・放送
兵士はチームを選べない。
ベルギー映画「Uボート:235 潜水艦強奪作戦」(2019年)から。[Filmarks 2.9]
「潜水艦もの」としてはそこそこの出来映えだと思う。航行可能なUボートをどうやって入手したんだ、とか、それを10人ほどの素人に動かせるのか、とか、アフリカのコンゴから米国まで燃料は保たないだろう、とか、あの戦闘機はどっから飛んで来たんだ、とか、米国の沖合にドイツの駆逐艦はいないだろう、とか、苦情や疑問は多々あるのだけれど。
ひとえに、潜水艦という独特の舞台設定がなせる業だろう。何せ逃げ場はない。敵の潜水艦や、戦闘機、駆逐艦に攻め込まれると、目が離せなくなる。その緊迫感やドラマ性が、筋立ての欠陥や、今一つの役者陣を補って余りある。