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べらぼう(23)

狂歌の指南書「浜のきさご」は飛ぶように売れ、その他の品もとても評判が良く、そうそう、この頃から青本は黄表紙と呼ばれるようになったんです。

そういうナレーション(綾瀬はるか)が入った、大河ドラマ「べらぼう」第23回「我こそは江戸一利者なり」(6/15)では、蔦重(横浜流星)を取り巻く作家たちが色々な作品を仕上げて行った様が描かれていた。

画面に映った題簽には「濱乃きさこ」と見えた。元木網(ジェームス小野田)の作品。前回蔦重が元木網に指南書を書いて下さいとお願いしていた、それが実現したのだろう。

「その他の品」では、例えば、遠藤が扮する力士が「おれも買ったよ」と言った一冊「壽監商婚禮」。タイトルはそのように見えたけれど、店先のビラには「寿塩~」と大書されていた。それで調べてみると、作者は大田南畝。蔦重が南畝に依頼するシーンも前回あったように思う。タイトルの読みは、ことぶきしおやのこんれい。

「啌多雁取帳」(うそしっかりがんとりちょう)も映っていた。これは志水燕十の作。その上の段にあったのは、「長生見度記」(ながいきみたいき)だろう。朋誠堂喜三二(尾美としのり)の黄表紙。前回、これに画を付けるよう喜多川歌麿(染谷将太)が蔦重から頼まれていた。

そして、前回話題の中心だった恋川春町(岡山天音)が書いた「廓■費字盡」(さとのばかむらむだじづくし)も並んでいた。タイトル二文字目は竹冠に愚。

今回、蔦重が「おれの抱え」は、と作家たちの名を挙げる場面があった。歌麿、喜三二、春町。そして、あから、しげまさ、まさむね、さんな、えんじゅう、などが続いた。

そう言えば、前回、さんな=唐来三和(山口森広)、が蔦重に構想を語っていた。「そこへお釈迦様がやって来て、やぁやぁとお神酒を飲んでる内に、ちょいと行くかぁって、お三方連れ立って吉原へよぉ」と。これは「三教色」という馬鹿話となる。今回は登場しなかったようだ。

べらぼう(サイト内)。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」(22)小生、酒上不埒にて(NHK総合、6/8 20時)、(23)我こそは江戸一利者なり(同、6/15 20時)、【大河べらぼう】第23回に現役幕内力士 若元春・遠藤・錦木が出演!

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