勝ったときのコメント
- 2019/09/30 06:02
- カテゴリー:読み物
ビデオに録っておいたアイルランド戦を観た、昨日の朝のこと。なるほど、優勝候補の一角を相手に伍して戦っている。こんなことが起こるんだな。試合終了直後、実況中継のアナウンサーが、もうこれは奇跡とは言わせない、と叫んでいた。早速インタビューが始まりそうだった。この録画を見始める前に読み終えた本の一節を、ふと、思い出した。
主人公沢崎の知人が、"なぜスポーツマンはつまらいことをしゃべるようになったか"、そんな本をまもなく出そうとしているという。原尞著「それまでの明日」(早川書房、18年)から(p126)、
勝ったときのコメントのほうが、どうしてこんなにつまらないことをしゃべるのかと耳を疑うほどです。どれもこれも、画一的で、紋切り型で、相手が聞きたがっていることに合わせているのか、誰かがしゃべったっことの口真似ばかりで、はるかにひどいですよ。
さて、アイルランドに勝った日本チームの面々がどんなことを言うのか聞いてみたくもあったけれど、恰度、出かける時刻となったので聞かず仕舞い。時間があるときにまた聴いてみよう。
# アイルランド 12-19 日本、それまでの明日(いずれもサイト内)