書評欄から
- 2018/05/29 06:05
- カテゴリー:読み物
帰省した際に、新聞の書評欄を読んだ。5/20(日)付けの神戸新聞。図書館にあれば読んでみようとメモしたのは四冊。最寄り図書館が所蔵しているのは、、今のところ、一番上の佐藤著のみ。
- 十五の夏、佐藤優、幻冬舎
- 未完の巡礼、神長幹雄、山と渓谷社
- アメリカ超能力研究の真実、アニー・ジェイコブセン、太田出版
- 新しきイヴの受難、アンジェラ・カーター、国書刊行会
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2018年05月の記事は以下のとおりです。
帰省した際に、新聞の書評欄を読んだ。5/20(日)付けの神戸新聞。図書館にあれば読んでみようとメモしたのは四冊。最寄り図書館が所蔵しているのは、、今のところ、一番上の佐藤著のみ。
フェルメールの作品を、精力的に観て回ったことがある。2003年からその翌年にかけて、ドイツに駐在していた頃のことだ。サッカーの強豪チームでも有名な Leverkusen という街にアパートメントを借りて住んでいた。
週末や休暇に、フェルメールを所蔵している美術館を訪ね歩いた。イギリスやアイルランドには足を延ばせなかったものの、ヨーロッパ大陸にいくつかあるフェルメール所蔵館は一巡することができた。
せっかく出かけるのだから、と、当地でかかっているオペラを、できるだけ併せて観るようにした。その頃に楽しんだ公演や美術館を、フェルメールとオペラ中心にリストにした。古い順。
加工貿易に関連して、その1
近代沖縄の織物産業では、織るための原材料を遠く離れた地域から調達した事例がある。生糸を岐阜などから、苧麻を今帰仁や台湾などから。という話を先週聞いた(→ 琉球・沖縄の技術史)。これはもしかすると、産業構造が、材料立地から加工貿易へと切り替わる過程を示しているのでは、と思った。
加工貿易について少し調べてみた。最寄り図書館のサイトで、「加工貿易」で簡易検索すると「みつかりません」と出る。貿易に、もう一つ言葉を掛け合わせてみた。加工や、大正、明治、繊維など。検索結果の内から四冊を借りて来た。
戦前の日本の代表的な産業で、特に生糸や綿織物は輸出品の中心でした。
まずはこういう基本を再確認しておこう。当時の日本は、生糸を売って軍艦を買った。引用は、「日本のすがた~表とグラフでみる社会科資料集」(矢野恒太記念会、17年)、繊維工業の説明から(p112)。
加工貿易に関連して、その2
織物では芭蕉布がかなり古くから織られており、16世紀には高度な技術をもっていたと思われます。16世紀末には、宮古・八重山では苧麻を材料にした上布が、久米島では17世紀に養蚕の技術が伝わって紬が織られました。
新城俊昭著「改訂 ジュニア版 琉球・沖縄史~沖縄をよく知るための歴史教科書」(編集工房東洋企画、14年)、第三部近世琉球の時代 第4章薩摩の侵略 (7)近世琉球の文化-芸能・工芸 から(p142)。
加工貿易に関連して、その3
世界の貿易市場は相互の利益のために慈悲深く運営されているものではない。貿易市場は農業が唯一もしくは主要な収入源となっているわけではない裕福な国々によって支配されている一方、中南米やアフリカの貧しい国々は経済的に農産物の輸出に依存しており、中には総輸出金額の過半を占めている事例もある。
E.ミルストーンら著「食料の世界地図 第2版」(丸善、09年)から(p74)。原題、The Atlas of FOOD - Who Eats What, Where and Why, 2nd Edition, 2008