祝祭と予感
- 2020/07/22 06:32
- カテゴリー:読み物
楽譜というのは、音楽という言語の翻訳であり、そのイメージの最大公約数でしかない。演奏者はその最大公約数から作曲家が考えた元のイメージを推測する
だから、元のイメージを汲み取れないことはままある。恩田陸著「祝祭と予感」(幻冬舎、19年)から(p80)。「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ6篇、どれも話が出来過ぎている。
「蜜蜂と遠雷」の後それほど間を置かずにこれを読むことができた。県立図書館に予約しておいたところ一か月ほどで順番が回って来た。市立は6冊蔵書しているけれど数十件の予約が入っており、こちらだと忘れた頃にやって来たことだろう。
# Re: 蜜蜂と遠雷(サイト内)。勝負は時の運(p30)、料理と音楽は似ている(p151)