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2022年06月の記事は以下のとおりです。

パリのアメリカ人

  • 2022/06/20 06:33
  • カテゴリー:音楽

ミュージカル映画の傑作「巴里のアメリカ人」(1951年)には、十数分にわたる圧巻のクライマックス・シーンがある。そのバックで流れる音楽だ。もちろんそのために作曲されたわけではない。ガーシュウィン作曲の管弦楽曲はそれよりずっと前、1928年に世に出ている。

この曲を、一週間の内にラジオで二度聴く機会があった。まず、シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団(1988年録音)。もう一つは、N響の生放送、ステファヌ・ドゥネーヴ指揮だった。

デュトワは、映画音楽のイメージが強いこの曲を、オーケストラの楽曲として丁寧に仕上げている。もうちょっと軽くてもいいのではと思う箇所がないわけじゃないけれど演奏全体に統一感がある。管弦打が躍動する。良い演奏だ。

ドゥネーヴ指揮のN響の方は、やっつけ仕事の感あり。魅力に乏しい。

# ガーシュウィン「パリのアメリカ人」ほか▽音楽の泉(NHKラジオ第1、6/12 8:05、再放送6/18)、N響第1960回定期公演▽ベストオブクラシック(NHK-FM、6/17 19:30、東京芸術劇場から中継)。映画十選(サイト内)

無策なれども支持率高し

岸田内閣の支持率が低くないと報じられている(59%、NHK 6/13)。力強いリーダーシップを感じられるわけでもないし、政策が良いとも思えないのに、どういうことだろうか。社説をぱらぱら見ていて、ちょっと気になることがあった。

岸田首相は、総裁選の頃からのスローガンだった「令和版所得倍増」の看板を下ろし、その代わりに、似て非なる「資産所得倍増」を最近掲げ始めた。

朝日新聞の社説(6/15)は、これを採り上げて、「岸田首相には、富や所得の分配を是正する原点に立ち戻るよう、改めて強く求めたい」と意見を述べた。

資産所得云々はどう見ても富裕層への優遇策だ。これまで唱えていた「再分配」や「格差是正」とは逆行する。目指すと言う「株主至上主義からの転換」とも整合しそうにない。有り体に言うと、ウソをついていたということだ。

新聞は、本来なら、厳しく追及するところだろう。ところが、六紙社説で苦情を述べる記事はわずかにその1本しかなく(今のところ)、それも、当初の政策理念に立ち戻るよう求めたいなどと生ぬるいことを言っている。役割を果たさない野党第一党の体たらくぶりが伝えられる。同じように、新聞も、歌を忘れたカナリアになってしまったのではないか。

新聞は、権力に対するチェック機能が十分に働かない、世論形成をリードできていない。この辺りが何となく内閣支持率が上がっている一因ではないか。そんな気がする。

さて、6/13週の六紙社説では、アジア安全保障会議、日本が安保理の非常任理事国に、急激な円安、占領地のロシア化、通常国会閉会、感染症危機管理庁、こども家庭庁発足、原発事故で国を免責、衆院選新区割り案、日銀政策会合などが話題になった。

六紙社説(サイト内)。「資産所得倍増 格差是正の原点に戻れ」(朝6/15)

日月は照りやたまはぬ

雨が続けば洗濯物は片付かないし、お買い物や屋外での用事だって億劫になります。スムーズな生活の維持には太陽は必要不可欠。もはや太陽はライフラインといえるかもしれません。

ウェザーマップのひとくち予報(多胡安那・気象予報士、6/17 11:26)から。

「太陽はライフライン」。なるほど。確かに地球上の生命の源だ、とも考えたけれど、洗濯物が乾く乾かないというような話題ではどうだろうか。もうちょっと適切な表現があるだろうに。言を借りて「ライフライン」を語るとするなら、雨水の方が、この時期によほど相応しいと思う。生活用水や農業用水の大切さは言うまでもない。

沖縄地方の梅雨明けが近付いている。今年はよく降った。

梅雨入り、22年(サイト内)。ウェザーマップ

47都道府県格差

  • 2022/06/17 06:30
  • カテゴリー:読み物

高知では県に専門の部門を設けて、医師を含めた医療従事者全体の人材確保を進めており、そのための研修や助成制度が整備されています。医師だけでなく人口10万人あたりの看護師数も全国1位です。

医師数、病床数とも、トップは高知県。医師数は、最下位の埼玉県に比べて2倍以上、病床数の方は、最下位の神奈川に比して約3倍。いずれも人口10万人あたりの数字(2015年)をランキング。県の方針一つでそんなにも違いが出るもんなんだな。

引用は、木原誠太郎著「47都道府県格差」(幻冬舎新書、2017年)から(p39)。

ちょっと考えてみた。人口あたりと言っても、例えば、高齢者の人口あたりで計算してみると、各都道府県の医師数は、もしかすると似たような数字になるのかもしれない。それと、コロナ禍を経た今どうなっただろうか。医療に関する方針や施策を見直した自治体が少なくないはず。

ノート e-POWER

タイムズで借りる車が、ここ何回か、日産のノート e-POWERだった。第3世代のE13という型式のハイブリッド車。これまでに使ったスズキのソリオ等とは違う仕様が多々ある。

まず、電源スイッチON/OFFがある。降りる時に押し(消し)忘れて、オフにしてねと車内のアナウンスで注意される。

シフトレバーがレバー状でなく筆箱のような形だ。それを前後させてDやRを選ぶ。Rは横のポッチを押しながら。Pは独立したボタンになっている。

パーキングブレーキが、ギギギという機械式じゃない。電気仕掛けのスイッチだ。初めこれには戸惑った。場所からして、これだろうと予想はつくのだが形状がまったく違うので。

前照灯はオートがデフォルト。法改正されたことは聞いていた。

それとルームミラーがモニター画面になっている。後ろの様子はカメラが捉えた映像がそこに映る。鮮明だ。バックする際には、画面が分割されて色んな情報が映し出される。これも最初は驚いた。

運転席側のサイドミラーにオレンジ色の三角印が出ることがある。ミラーの死角にバイクなどが並走していることを知らせてくれているようだ。

操作性は違っても、まだ、タッチ&フィールの範囲にある。今後どうなるだろう。がらっと替わってしまうことは考え難いけれど、自動運転が主流になるまでには、移行段階の仕様が色々現れて来るかな。ま、アクセルとブレーキのペダルやハンドルがある内は、これまで通りに運転を楽しめるとは思う。

ヴィッツだった(サイト内)

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