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キーワード「K氏」の検索結果は以下のとおりです。

イシューからはじめよ

  • 2022/01/07 06:22
  • カテゴリー:読み物

『悩む』とは、答えが出ないという前提のもとに、考えるフリをすることであり、全く意味はない。変化を生まないとわかっている活動に時間を使うのは無駄以外のなにものでもない

K氏からのメールにそうあった。出典が記載されていたので図書館で借りて読んでみた。安宅和人著「イシューからはじめよ」(英治出版、2010年)。その話は「はじめに」に登場する(p4)。小見出しは「悩まない、悩んでいるヒマがあれば考える」。

本書、副題は、知的生産の「シンプルな本質」。ビジネス書と言うよりは、自然科学の論文を書く研究者向け指南書の趣あり。

K氏への返事にこう書いた。「読んでみました。判ったようで判らない、それらしい用語が少なからず出て来きます。まず、「イシュー度」と「解の質」を二軸とするマトリクス、これがしっくり来ない。イシュー度は重要度、解の質は理解度とでも置き換えるとぐっと身近になるものの、前者は絶対的な評価で事前に認識できる一方、後者は作業を終えてこそ判明する事後の結果であり、マトリクス全体の時間軸が捩じれている、それがしっくり来ない理由でしょうか。

7つの習慣(サイト内)

7つの習慣

  • 2021/12/20 06:33
  • カテゴリー:読み物

もし、常日頃から行っていれば、あなたの仕事の業績または結果を著しく向上させる活動がひとつあるとするなら、それは何だろうか。

スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣-成功には原則があった!」(キング・ベアー出版、1996年)から(p207)。K氏宛てのメールでこの本のことを紹介した手前、また読んでみようと県立図書館で借りて来た。読むのは20年ぶりになるだろうか。

この問い掛けを読んだ折に受けた衝撃を忘れらない。仕事のやり方を変えなければならないと思った。ちょうど最初の転職をする時期で、移った先でそれを実行した。その会社でのビジネスはかなりタフな状況にあったけれど、乗り越えることができたのは、仕事に向かう姿勢を変えたことが奏効したようだった。以前のように漫然と対処していたなら到底歯が立たなかったように思う。

ビジネス書十選(サイト内)

繰り返されるストーリー

人間の世界って、そういうもので繰り返すんだ

日大の抗争的要因は組織の文化。田中さんがいなくなっても15年ほど経ったら同じような輩が出て来る。理事会をチェックする評議員会をつくったところでその中に悪党が入り込んで来る。そんな話をしていたのは、作家の佐藤優氏。先週の「くにまるジャパン極」(文化放送、12/3 9時台)にて。

この留守録を聴いてすぐ後に、K氏から届いたメールを読んだ。そこに「人生のストーリーは再帰的な性格を持っている」とあるのを見てちょっと驚いた。アンテナが伸びているから引っ掛かる、別の件での似たような指摘。これは、たまたまなのか、それとも、よくあることなのに普段は気付いていないだけのことなのか。

日大のドン「田中理事長」逮捕で私大ガバナンス改革は待ったなし それでも反対する人々の面の皮(デイリー新潮、12/1)

変身資産

この聞き慣れない妙な言葉をラジオで耳にした。K氏にメールで訊ねてみた。

変身資産の原語は、transformational assetなので、「変身」資産というより、「変化するための」資産という意味だと思います。

リンダ・グラットン著「ライフ・シフト」という本の中に登場する用語だとか。添付してくれた資料には、「新しいステージへの移行」を上手く進めるための意志や能力とある。そういう資産を保有しているか、と、マルチ・ステージの人生を意識しなければならない人たち特に定年を迎えたオジさんたちは問われている。同資料によるとポイントは3つ、自分についてよく知る、幅広いネットワークを築く、そして、積極的に新しい経験に臨む。

比較的若い頃の転職の際にも役立つ概念なのかもしれない。

# 人生100年時代の変身資産・麻川泰秀(マイあさ!、NHKラジオ第1、10/28 7時台)

漂流する祭典

きのう(7/24)夜遅くに届いたK氏からのメールに「なんだかんだいいながら、昨日から、オリンピック関係のテレビばかり見てしまい」云々とあった。そういう方もあれば、こういう意見もある、

まちには高揚感も祝祭気分もない。とにかく大会が無事に終わってほしい。多くの人に共通する率直で最大の願いではないか。社説はパンデミック下で五輪を強行する意義を繰り返し問うてきた。だが主催する側から返ってくるのは中身のない美辞麗句ばかりで、人々の間に理解と共感はついに広がらなかった。分断と不信のなかで幕を開ける、異例で異様な五輪である。

朝日新聞の社説「五輪きょう開会式 分断と不信、漂流する祭典」(7/23)から。同紙が、オフィシャルなスポンサーの一社であるにもかかわらず、今夏の開催を中止するよう菅首相に求めたのは、5/26付け社説だった。それ以降の関連する同紙社説を拾ってみた。

  • 夏の東京五輪 中止の決断を首相に求める(5/26)
  • 党首討論 首相の言葉が響かない(6/10)
  • 再拡大懸念下の解除 五輪リスク、首相は直視を(6/18)
  • 五輪の観客 科学置き去りの独善だ(6/22)
  • 五輪感染対策 「穴」次々 健康どう守る(6/27)
  • 無観客五輪 専門知、軽視の果てに(7/10)
  • 五輪まで1週間 バブルの穴 尽きぬ懸念(7/16)
  • 小山田氏辞任 五輪理念ますます遠く(7/21)
  • 五輪きょう開会式 分断と不信、漂流する祭典(7/23)

「繰り返し問うてきた」、そう言うだけあって、そこそこの本数だ。6/22付けでは、中止の決断を求めた「その主張に変わりはない」と強調している。

しかし、開幕までに同紙がスポンサーを降りたとは聞かない。

それに、同紙のwebページを見る限り、普通の五輪報道をしているように見受けられる。反対した以上、潔く、競技の記事は一切載せません、というわけではない。国別メダル数のランキングを目立つ場所に置き、日本人選手の活躍ぶりなどを伝えている。タイトル「朝日新聞DIGITAL」のすぐ横、最上位に「五輪」のタグもある。

勇ましく中止を訴えた割には、ちゃっかり報道のネタにしている。社説は社説、スポーツ面はスポーツ面なのか。それとも、安くないスポンサー料を払って開催に加担してしまったんだ、毒を食らわば皿まで舐る、ということなのか。

7/19週の六紙社説は、直前の不祥事、感染対策、そして開幕、と五輪一色の感があった。そのほかで、多くが採り上げた題材は、30年電源構成や、ワクチン証明書、きのう書いた日韓会談見送りなど。

「五輪 中止の決断を」(サイト内)。東京オリンピック2020|朝日新聞。東京五輪開幕、ここまでいろいろあったなあ~(政界地獄耳、7/24)

(14:47修正)

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