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MLBのソロバン勘定

大リーグ機構による〝ビジネスチャンス拡大〟という大人の事情は、結果としてその色合いが薄まり、願ったりかなったり。裏ではじくそろばんの音は、表には響かない。

ワールドシリーズ優勝、大谷3度目のMVP、そして、佐々木朗希の加入。昨年の計画段階で誰がそんなことを予想したろうか。これ以上ない絶好のタイミングで、ドジャースは開幕戦を東京で迎えた。

今朝、ロシアとウクライナの停戦のことが気になって、7時のNHKニュースを聞いた。点け放しにしていると、スポーツのコーナーで東京ドームでのドジャース-カブス戦の結果を伝えていた。

へえ、ドジャースが来日してるんだな。急いでwebの記事をいくつか見た。

冒頭の引用は、「千載一遇の大リーグ日本開幕戦 商機捉えるしたたかさ」(nikkei.com、3/17)から。この記事が面白かった。金儲けのために日本での開幕を設定したMLBの意図は、大いに盛り上がる「大谷フィーバー」の陰に霞む。

大リーグ なぜ日本で開幕? そのねらいは?」(nhk.or.jp、3/18)。「市場規模でNFLやNBAに遅れ 海外での公式戦開催に力」。野球好きの多い中南米や東アジアへのドサ回りで大きな収益を期待する。

MLB東京シリーズ開幕!メジャーが日本で大儲けを狙う、大谷翔平効果だけではない事情とは」(jbpress.ismedia.jp、3/18)。「市場規模で米国に次ぐ日本をいかに取り込むかというメジャー側の緻密なビジネス戦略」。加えて彼らは運もいい。

大谷選手50-50判断、決断、英断(いずれもサイト内)。NHKけさのニュース(NHKラジオ第1、3/19 7時)

大相撲春場所、25年

年数を重ねる毎に、ほんと、色んなこと判って来るので、今、相撲の醍醐味を味わっています。

高安が、いいことを言う。きのう九日目(3/17)、東前頭四枚目の高安は、大関の琴櫻を降した。引用はその直後のインタビューから。

その前の日、中日八日目(3/16)には、新横綱の豊昇龍を破った。インタビューで、入門から20年、35歳の今、相撲へどう向き合っているのか、と尋ねられた際には、「今が一番楽しい。やり甲斐ある」と答えている。

相撲の充実ぶりが言葉に表れているようだ。

NHKの解説者、例えば、九日目の西岩さんや七日目(3/15)の琴風さん、は、今場所は内容がいい相撲が多い、と口々に言う。高安も大いに貢献している。彼が調子が良い場所は俄然面白くなる、そんなように感じることが割とある。

今日、十日目(3/18)、高安は、大関・大の里との一番。お互い8勝1敗。さあどうなる。

相撲(サイト内)。大相撲中継春場所幕内九日目(NHK総合、3/17 17時)【解説】正面…西岩(元若の里),向正面…春日山(元勢),【アナウンサー】戸部眞輔~大阪府立体育会館から中継

確定申告、25年3月

今年はぐずぐずしていて申告期間最後の週末になってしまった。昨年同様Lubuntuマシンで実施。Linuxは、国税庁の推奨環境に依然として登場しないけれど特に問題なし。

Lubuntu 22.04.5 LTS
Linux 6.8.0-52-generic
Google Chrome 134.0.6998.88
E200HA(ASUS)

BGMは、NHK-FM歌謡スクランブルの特集「放送100年スペシャル」。「知床旅情」「ひとり寝の子守唄」「琵琶湖周航の歌」「夜明けのスキャット」「手紙」「挽歌」など。この国にはいい唄がある。

web上の確定申告書等作成コーナーを使うのは今回で19回目、電子送付は7回目。戸惑うようなことは最早ないのだが、しばし作業の手を止めて歌声に聴き入ったりするので滞る。ダウンロードしておいた90分番組を2本聴き終えた頃に、ようやく送付を終えた。

確定申告Lunbuntu(いずれもサイト内)。歌謡スクランブル▽放送百年SP(3)【ゲスト】加藤登紀子(NHK-FM、3/8 12:30-)深沢彩子、放送百年SP(9)【ゲスト】由紀さおり(NHK-FM、3/15 12:30-)逢地真理子

「ナベツネ死す」

火曜日だったか、職場で作業している際、「ナベツネ死す」という大きな文字が目に飛び込んで来た。何かを包んでいた古新聞の大見出しだった。よく見ると敬称の「さん」が極小さく添えられている。2024年12月20日付け日刊スポーツの第1面。

渡辺恒雄さん死去 読売グループ本社主筆。昨年12月そのニュースに触れ、在京六紙、特に読売、の社説はどんなことを書くのだろうか、と数日、タイトルを注視した。が、六紙いずれも社説でその死を採り上げなかった。

今回、古新聞の大見出しを見て、あらためて「渡辺恒雄 死去 社説」とGoogleで尋ねた。その結果、社説が一つヒット。それは北海道新聞。やはり在京六紙の社説は見当たらない。

北海道新聞の社説「渡辺恒雄氏死去 権力と新聞問われた距離」(2024/12/20)。「政界に隠然たる影響力を及ぼし続け、新聞人としてのあり方に批判があった」、その人の訃報に接し「ジャーナリズムのあるべき姿について改めて考えさせられる」とある。

北海道新聞が「隠然たる」なんて表現を使って社説で意見するのに、在京六紙とりわけ左派系3紙が黙っているはずない。故人の名と紙名で、六紙各々について検索。すると、

「毀誉褒貶相半ばする稀有な新聞人だった」(日経)、「政治との距離の近さには常に批判もつきまとった」(東京)、「政界のフィクサー」「球界も牛耳った」(朝日)、読売本社ビル用地の国からの払い下げでは「政府との交渉に渡辺氏が大きく関わったとされる」(産経)。そして、「独裁」「傲慢」「尊大で、しかしどこか愛嬌」(毎日)

と、あたかも社説かと思わせる文言が普通の記事にあった。2024年12月20日前後に各紙いずれも複数の一般記事で故人について書いていたことをwebで確認した。

読売は、訃報記事「『終生一記者』貫く…渡辺恒雄主筆死去、提言報道や戦争責任追及を主導」(2024/12/19 13:53)を掲載した。ここでも、「中曽根内閣では、首相のブレーン的存在」とか、ポピュリズムの台頭を抑えるには「活字文化の維持こそが欠かせない、との信念は揺るぎなかった」とか、社説「的」な表現が散見された。誉・褒の話ばかりで、毀・貶は登場しない点も社説「的」だ。

社の直接的な意見は、通常、社説に書く。それでは紙数が足りなかったのだろうか。各紙とも、社説ではなく、複数の一般記事で意見を展開した。それ程までに、この人の死は、読売はもちろん大手紙各社にとって重大事だったのだろう。

さて、3/10週の六紙社説は、東日本大震災14年、兵庫知事の疑惑認定、自民党大会、核禁条約会議、春闘集中回答、中国全人代閉幕、ウクライナ停戦案、トランプ関税への備え、首相10万円商品券配布、G7外相会合、などを話題にした。

六紙社説、渡辺恒雄(いずれもサイト内)。渡辺恒雄(1926-2024)

日本海海戦

  • 2025/03/15 05:52
  • カテゴリー:読み物

かならずしも全土がロシア領にならないにしても、最小限に考えて対馬島と艦隊基地の佐世保はロシアの租借地になり、そして北海道全土と千島列島はロシア領になるであろう

もし、日露戦争に負けていたらそんなことになっていた。当時の国際政治の慣例から見て確度の高い話だとか。引用は、司馬遼太郎著「坂の上の雲」第8巻(文春文庫、1999年、新装版)から(p93)。

実際、日本は、ロシアに勝ち、領土を奪われることはなかった。しかし、勝つには勝ったのだが、敵が自爆したようなところがあって、「際どい勝利を拾」った、とドラマ「坂の上の雲」の最終回で語られた(3/9、再放送)。

その回では、司令長官の東郷平八郎が、連合艦隊解散ノ辞を読み上げる印象的なシーンがある。勝って兜の緒を締めよと戒める。が、そうはならない。負けたロシア(ソ連)が、大いに反省して軍を立て直し、独ソ戦などその後の戦争を優位に進めたのとは大違い。

日本は、日露戦から何も学ばず図に乗るばかり。結局、太平洋戦争で、こてんぱにやられて敗北する。そして、ロシアではない別の国に、北海道どころか、日本列島すべてを占領されることになる。

ところで、東郷平八郎に扮した渡哲也の薩摩弁はかなり本格的だったようだ。鹿児島出身の同僚が、あれは薩摩の人だと思った、と言っていた。

あの戦争と日本人坂の上の雲第6部独ソ戦(いずれもサイト内)。NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」第26話(終)「日本海海戦(後編)」(NHK総合、3/9 23時)

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