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キーワード「古今亭志ん朝」の検索結果は以下のとおりです。

居残り佐平次

人間なんて、立って半畳、寝て一畳

立川談志の「居残り佐平次」から。最近NHKプラスで観た。元は1979年の放送。

ある社内研修に来ていた他部署の人が、立って半畳、寝て一畳を自身の信条にしていると最初の挨拶で述べていた。その研修には似つかわしくない、えらく貧乏くさいことを言うもんだなと思ったりした。そんなことを思い出した。

居残り佐平次は、古今亭志ん朝(1978年)でよく聴く。おこわにかける云々というオーソドクスなサゲ。それは説明なしでは何のことか判らない。今回聴いた談志版は、サゲに工夫があった。そんなやつは裏から返せどうのこうの。聴いてすぐ判る。いつか聴いた権太楼のもそうだった。居残りと居直りをかけていた。おこわ云々には難あり、サゲをかえよう、と思う噺家は少なくないかもしれない。

志ん朝長講二席(サイト内)。納涼落語特選リストア版「居残り佐平次」立川談志▽おとなのEテレタイムマシン選(NHK-Eテレ、8/13 23時、初回放送1979/8/3)

何か一つ選ぶなら、22年

今年2022年、特に印象に残ったのは何だったか、ジャンル毎に一つずつ選んでおこう。このブログに書いたものもあればそうでないのもある。

音楽は、ルプーらが演奏する、モーツアルトのピアノ五重奏曲、K452(1984年)。

映画は、「今度は愛妻家」(東映、2010年)。

テレビ番組は、100カメ「青森ねぶた祭」(NHK総合、11/8 23時)。

落語は、古今亭志ん朝「唐茄子屋政談」(1976年)。

買い物は、キッチン用電子秤、タニタ製KD-321。

旅は、浦添大公園へのピクニック。往路、安里から浦添前田までゆいレールに乗った。浦添署の横から石畳の道を浦添城跡に登る。北側斜面には王たちの陵墓ようどれ。沖縄戦で破壊された石垣は復元が進められている。見応えあり。復路は徒歩。14キロの道のり、あちこち寄り道しながら歩いて帰った。

本は、小説では、古処誠二著「ルール」(集英社、2002年)。小説以外でもう一冊、松本健一著「日本の失敗」(岩波現代文庫、2006年)。

ラジオ番組は、「沖縄復帰」を今聞き直す▽マイあさ!(NHKラジオ第1、5/12)。

社説は、朝日新聞の「沖縄復帰50年 いったい日本とは何なのか」、5/15付け。

ニュースは、ロシアによるウクライナへの侵略。某国は、兵器を売りたいがために、有事になるぞと脅し軍備拡張を煽る。烏は過剰に反応し、露を刺激。そうでなくても互いに積年の恨みは骨髄に徹する。火が点いてしまい戦争になった。乗せられた当事国はいい迷惑だ。わが国も同じように乗せられないようにしないと。

安全保障について深く考える一年になった。

ルプーらの五重奏曲 K452今度は愛妻家シェアハウス、100カメ古今亭志ん朝日本の失敗ルール沖縄復帰50年と日米安保六紙社説、60年前の地図ロシア軍ウクライナ侵攻ウクライナ大統領演説(以上いずれもサイト内)。100カメ|NHK、浦添城跡で城壁の石積み見つかる 復元作業で重要な資料(12/5)、沖縄復帰50年 いったい日本とは何なのか(朝5/15)、漢詩研究の第一人者で二松学舎大元学長 石川忠久さん死去(7/21)

文七元結

覚えた味というのはね、何でもそうだけど、こと博打のは、一番忘れられないんだよ

古今亭志ん朝「文七元結」(1982年12月)から。

ラジオから録音したmp3ファイルを整理していると立川談志の「文七元結」があったので聴いてみた。佐野槌の女将さんが、思っているイメージとどうも違う。それが尾を引いて最後まで楽しめない。古今亭志ん朝の音源を取り出して聴き直したのだった。

落語を楽しむにも「覚えた味」はある。文七元結の流れで、明烏や、三枚起請、唐茄子屋政談、お若伊之助などを、志ん朝さんで聴いた。散歩の折などに数日集中して。

ちきり伊勢屋、リスラジ(サイト内)。志の輔ラジオ落語DEデート新春スペシャル▽立川談志、「芝浜」1982/12/9、「文七元結」1977/11/15(文化放送、1/2 14時)

中野のお父さん3

  • 2022/03/29 06:29
  • カテゴリー:読み物

豊かさには、そういう、人を甘やかす罠がある。噛んで固いものを、味わえなくなったりする。

一度カラー画面を知ってしまうと白黒では楽しめなくなる。北村薫著「中野のお父さんの快刀乱麻」(文藝春秋、2021年)に収載の「小津安二郎の義理人情」から(p129)。シリーズ第3作。

娘の田川美希が提示する謎を、「お父さん」探偵が鮮やかに解く。探偵のfirst nameは記されていない。著者のもう一つの日常の謎シリーズ〈円紫さんと私〉でも二人の内一人の名が明かされない。ただし、こちらは謎を持ち込む側の「私」。

太宰治と松本清張(p15)、正岡容(p87)、和田誠「お楽しみはこれからだ」(p191)、将棋(p209)、「波乱万丈」1978年の古今亭志ん朝「三軒長屋」(p302)

北村薫(サイト内)。落語協会分裂騒動|Wikipedia

志ん朝長講二席

木工教室へ通う道々、古今亭志ん朝を聴いた。ビデオに録っておいた「昭和元禄落語心中」全10話を観ながら、聴きたいと思ったのは志ん朝だった。今回、往きは、「芝浜」(79年11月)、帰りは、「居残り佐平次」(78年12月)。歩いて片道45分はかかるので、サゲまで聴くことができる。歩きながらの落語もなかなかいいもんだ。次週のために、唐茄子屋政談か、文七元結、中村仲蔵あたりをスマホに転送しておこう。

# おこわ(おお恐)にかける(=だます)

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