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海外オケ来日

コロナで国際的な往来が制限されるなか、14日間の待機措置もない特例での来日だった。「オーストリア政府からの強い要請、両国間の文化交流の重要性にもかんがみ、厳格・適切な防疫措置の確保を条件に入国を認めた」(加藤勝信官房長官、4日の記者会見)。

そんな無茶が行われたことを、日経の記事(11/21)で知った。今のこの時期に海外からオケを入国させるかね。それも、国全体で外出制限されるほどに感染が拡大している、欧州の国から。

いったいどんな力学が働いているんだ。もちろん先方から「強い要請」はあっただろう。欧州のメジャーなオケにとって日本ほど良いカモはない。仕事(演奏会)が極端に減っているこのご時勢、極東のドサ回りで一儲けだ。けれど、まさか、先方の営利や文化交流云々の綺麗ごとで、日本政府がウンと言うはずない。その謎解きには、日経がこの記事、終始どなたかにヨイショするようなこの気持ち悪い記事、を書いていることが手掛かりになるかもしれない。

ところで、公演は、管弦楽ウィーン・フィル、指揮ゲルギエフで都合7回開かれた(11/8-14、東京や大阪など)。用意された曲は、プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」組曲やPf協2番、チャイコフスキー「悲愴」、ストラヴィンスキー「火の鳥」全曲版、Rシュトラウス「英雄の生涯」、ドビュッシー「海」、ほか。サービス精神旺盛な豪華選曲だ。

コロナ下で異例の来日 ウィーン・フィルが示した気概(11/21)、欧州で感染激増 「対岸の火事」ではない(11/21)、オーストリアが外出制限へ 1日の感染5000人超え 新型コロナ(11/1)

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