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ふくしま原発作業員日誌

  • 2021/11/04 08:07
  • カテゴリー:読み物

新聞をはじめとする現実のジャーナリズムの世界には「大文字」が盛んに飛び交っている。代表的なのは「社説」や「論説」、「解説」や「オピニオン」の類だろうか。もちろん地道な取材に基づいて書かれたそれもなくはないが、ついつい筆勢は「大文字」に流れがちになる。「こうあるべきだ」「われわれはこう考える」「政府の方針はこれこれだ」-。

「大文字」に対する「小文字」は、例えば、「市井の声」であり、「名もなき者たちの喜怒哀楽」である。片山夏子著「ふくしま原発作業員日誌」(朝日新聞出版、2020年)に解説として付された、青木理著、「小文字」を集めたルポルタージュ(p452)から。本書の副題は「イチエフの真実、9年間の記録」。イチエフは、福島第一原発のこと。

原発事故の後始末、その作業環境は並み大抵ではないだろうと想像していたけれど、ここまでヒドいとは思っても見なかった。もっと広く知らしめられても良いように思う。

メルトダウン福島原発で何が起こったか(いずれもサイト内)

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