野球引込線
- 2021/12/27 06:31
- カテゴリー:読み物
きみの不安や、罠にかかったような気持がよくわかるし、きみの夢も理解できる、ぼくだってぼくなりの夢を持っていたんだから、といってやりたい衝動に駆られる。だが世界の仕組みはあまり知りすぎないほうが良い。
W.P.キンセラ著短篇集「野球引込線」(文芸春秋、1992年)の表題作から(p73)。読みたい本リストの底の方にあった。2年前に読んだ、池井戸潤著「シャイロックの子供たち」の中で引用されていたようなのだが、どういうことだったか忘れてしまった。
スタンとジャックは学校で同じ野球チームにいた友達どうし。36歳になった今でも二人は夢に囚われている。スタンは3Aリーグにいてメジャー入りを目指し足掻く。ジャックは、皆にばかにされながらも、昔存在したセミプロリーグのことを調べるために図書館に通う。いつまでも続けられない、もう潮時だ、と二人は思っている。そんな折、鉄道の操車場に、かつて球場まで繋がっていた引込線が残っていることを知り、二人はそこへ出掛けて行くのだった・・・。
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