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シャイロックの子供たち

  • 2019/11/12 05:57
  • カテゴリー:読み物

結局のところ仕事というのは、人と人とのつながりだ。どんな仕事であれ、またどんな肩書であれ、期待されているということがなにより大切だ。

池井戸潤著「シャイロックの子供たち」(文春文庫、08年)から(p183)。

よくできたサスペンスだ。組織への復讐を誓った男は、転勤する先々の支店で、その機会を窺っていた。座して待っていたわけではない。将来を見越して、いくつか、仕込みをしておいた。その仕込みの一つがどうやら使えそうだ。かつて1千万円の黒い金をつかませておいたやつが、男と同じ支店に転勤して来たのだ。そろそろ兄の会社も危ない。潮時だ。男は、架空融資のシナリオを発動させることにした。ただし一点、気になっていることがあった。妻には高額の慰謝料を請求させたものの籍はそのままにした。それで良かったのかどうか十分に判断つかないまま見切り発車となった・・・。背景はそんなところじゃないだろうか。

# キンセラ著「野球引込線」(p181)、「いつか利用価値が出てくるかも知れない」(p249)。スリーパー(浸透工作員、残置諜者、根草、草)

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