大延長
- 2022/01/26 06:22
- カテゴリー:読み物
卑屈と謙虚は違う。謙虚さを忘れたら人は駄目になるが、卑屈になったらもっと駄目になる
堂場瞬一著「大延長」(実業之日本社、2007年)から(p41)。舞台は、高校野球夏の甲子園。決勝戦が15回で決着がつかず翌日再試合となる。それもまた延長戦にもつれ込む。
投手は一年前に右膝の半月板を手術して再びマウンドに戻って来た。決戦の土壇場になってその古傷が彼を苦しめる。初場所の照ノ富士も似たような状況にあったようだ。12日目に土俵下に転落し古傷を痛めてしまう。左の膝だ。「今後の事を考えると、とても相撲が取れる状態ではなかった」と北の富士さんは記している。投手はその夏の怪我で選手生命に幕を閉じた。横綱はどうだろう。何事も無かったようにまた土俵に戻って来るだろうか。
# チーム(サイト内)。相撲の神様は時に意地の悪いことをする 照ノ富士は膝をしっかり治して(1/24)|北の富士コラム