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吊された少女

  • 2022/09/21 06:22
  • カテゴリー:読み物

人は誰しも自分の中にわけのわからない説明のつかないものを抱え、時折、そういうわけのわからなさに振り回されて失敗することがある。だが、文句を言うわけにはいかない。そのわけのわからなさも含めて自分自身なのだから。

どこまで行っても自分は自分。違う人間にはなれない。引用は、ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q-吊された少女」吉田奈保子訳(早川書房、2015年)から(p87)。

シリーズ第6作。毎度しばらく読むペースが上がらない。いつもならカールが捜査へやる気を出すあたりから、こちらもエンジンがかかって来るのだけれど、本作は最後まで低調な読書となった。著者はそれを知ってか知らずか、サイドストーリーの進展をサービスしてくれている。アマー島の事件と従兄弟のロニーによる恐喝、二つに動きがある。依然それらの行方は見えないけれど。

特捜部Q(サイト内)。天体と神話の関連(p403)

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