危機とどう向き合う
- 2024/01/01 06:18
- カテゴリー:沖縄・暮らし
非常に残念。日本は沖縄の問題について当事者能力を欠いたということだ。辺野古へ移設できたとしても、沖縄を敵に回して米軍基地の運用は難しい。とりわけ、中国がどんどん大きくなり北朝鮮が軍事力を高めている状況下、沖縄の基地は今まで以上に重要になる。不断の対話、不断の理解を求める行動、を常にやっておく必要があるのに、従来に比べて沖縄との対話の頻度は減っている。一方的に突き放すのは控えた方が良い。
辺野古の海底地盤改良工事に関し、先月28日、国は沖縄県に代わって工事を承認する代執行を行った。田中均氏(日本総研国際戦略研究所特別顧問、元外務審議官)が、ラジオの番組でそんなコメントをしていた。
その番組は、NHKラジオ第一で放送された「ニュースで読み解く 2023」。第1部「激動する世界と日本の進路」、第2部「危機とどう向き合うか」。出演は、田中氏のほかに、水野和夫(法政大教授)、吉見俊哉(国学院大教授)、酒井啓子(千葉大教授)各氏。司会は野村正育アナウンサー。全180分、なかなか聴き応えのある番組だった。
らじる★らじるの聴き逃しにあるので、年始の休みの間にもう一度聴こうと思う。過去を反芻してこそ、より良い未来への道が拓ける。
# 辺野古「代執行」判決、沖縄復帰50年と日米安保(いずれもサイト内)。「ニュースで読み解く 2023」(NHKラジオ第一、2023/12/30 17:05-)