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貧乏神

ばかなこと言いなさんな。あのねぇ、おまえはねぇ、もっと、ぱーぱーぱーぱー言うのがおまえらしいんやらからねぇ。そのねぇ、しおらしいこと言いなさんな。

久しぶりに桂枝雀の落語を聴いた。演目は「貧乏神」。枝雀さんが演じた新作落語の中でおそらく最もよく知られている噺の一つだと思う。小佐田定雄作。

いつもは、えらそーに言う人が殊勝にしている。この部分を聴いて、二つの歌詞が頭に浮かんだ。一つは「埠頭を渡る風」の「もうそれ以上やさしくなんてしなくていい、いつでも強がる姿、好きだから」。もう一つは「ふってあげる」から「もっとしおらしい娘が似合うのにどうして私を好きになったの」。どちらもユーミンの曲。

枝雀ユーミン(いずれもサイト内)。日本の話芸(リストア版)落語「貧乏神」桂枝雀▽おとなのEテレタイムマシン選(NHK Eテレ、7/30 22:45、1995/5/19初回放送)

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