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女ぎらい

  • 2024/09/04 05:59
  • カテゴリー:読み物

「こいつはね、オレのこれがよくて、離れられないんですよ」と言ってみたい-と思わない男はいないのじゃないだろうか。

これには笑った。上野千鶴子著「女ぎらい」(紀伊國屋書店、2010年)から(p14)。本書の副題は、ニッポンのミソジニー。ミソジニーは、女性嫌悪や女性蔑視と訳される。

「実際の女の快楽はこんなに便利(つまり男に好つごうな)ものではない」と続く。あまりにもこの種の幻想が流布されている。「吉行はそういう性幻想をまき散らかした戦犯のひとりである」。吉行とは吉行淳之介のこと。

吉行は、「やがて日本の文学史から忘れ去られるかもしれないマイナーな作家」と著者は断ずる。「かもしれない」は編集者が書き加えたのではないだろうか。

男と女(サイト内)。misogyny、佐野真一著「東電OL殺人事件」

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