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住所変更ファイナライズ

普段よくお世話になっているところには、新しい居所や電話番号を、早めに知らせた。そうでもない銀行や証券会社などは、いつかやろうやろうと思いながらも放置。郵便物が旧住所から転送されて来ている内に終えてしまおうと、ここ数日、作業を行った。

ほとんどは、web 上の作業で、変更手続きができるようになっている。航空会社やインターネット接続プロバイダーは、通常アクセスするサイトですんなり変更できる。銀行や、証券会社、保険会社、クレジットカード会社の場合は、ひと手間かかる。本人からの申し出であることを確認するための様々な工夫がなされている。運転免許証の画像を送付させ、時間をかけて審査するところがある一方で、その場で認証してしまう仕組みを提供しているところが少なくない。口座開設時に送られて来ていた認証コード、ワンタイムパスワードなどが必要になる。

ある大手行は、かつての認証コードは最早使っていないようで、ワンタイムパスワードをスマホのアプリで取得するよう求めて来た。そのためには、こちらがかつて登録した電話番号に SMS を受け取るという前準備が必須だ。その電話番号は既に廃止した。番号が新しくなったことを届けようとしているのに、古い電話番号での作業が必要になるとは。web での手続きを諦めざるを得ず、しかるべき窓口へ電話をかけた。ご多分に洩れず混んでいる。繋がるのに十数分だったろうかたっぷり待つはめになった。

ある保険会社の場合には、web の個人ページを初期設定することからスタートした。証券番号はいいとして、加入申し込み時に書き入れた暗証番号四桁を求められた。四半世紀前のことだ、メモは残っていない。これだろうと思って入力すると一発で通った。ちょっと感動した。

たいがいのことは電話で済ますことができる、と山根一眞氏が書いていたことをふと思い出した。確か、90年前後の本だった。あれから30年ほどが経過。その間にコミュニケーションの手段はがらっと替わってしまったんだなぁ。

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