エントリー

禁断の魔術

  • 2019/03/02 05:21
  • カテゴリー:読み物

わあ、大変。世界中の鏡を壊してしまわないと」秋穂は手を叩きながら、ベッドの上でけらけらと笑った。

これを読んだ瞬間、初めて、血の通った登場人物に出会ったように感じた。終盤のここに至るまで、人物像が浮かび上がって来ない、誰にも感情移入できない、このシリーズにしては凡作か、などと思っていたのだが。東野圭吾著、ガリレオシリーズ「禁断の魔術」(文春文庫、15年)から(p253)。「猛射つ(うつ)」という中編(12年)を、文庫化する際に長編へ焼き直したのだとか。

本シリーズの長編を読み進めている。既刊では「沈黙のパレード」を残すのみとなった。現在、最寄り図書館で97人待ち。

ページ移動

ユーティリティ

« 2025年04月 »

- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

孤立死2万人超
2025/04/27 06:01
クリス智子、あの人の本棚
2025/04/26 05:59
らくらじ2
2025/04/25 05:40
30-touchpad.conf、E200HA
2025/04/24 05:54
角幡唯介、あの人の本棚
2025/04/23 05:59
六厩越え
2025/04/22 05:57
あなたが誰かを殺した
2025/04/21 06:04
沖縄離島の有事避難案
2025/04/20 06:00
べらぼう(15)
2025/04/19 06:55
アイロンのある風景
2025/04/18 06:06

過去ログ

Feed