官邸ポリス
- 2020/07/21 07:35
- カテゴリー:読み物
この事件に関係して接待を受けたことのある政官界人の名簿を入手していた。が、この時点では使わず、将来のために取っておくことにした。
将来のために取っておかれる名簿は色々あると想像できる。コカインやってる芸能人のリストもあるに違いない。引用は、幕蓮著「官邸ポリス」(講談社、18年)から(p192)。かつて警察庁に奉職した著者が、世を騒がせたあの事件この事件への官邸の関与を暴く。副題は、総理を支配する闇の集団。
そういう闇の集団がいることについて、けしからんと言っているのでは決してないし、必要悪だと悪びれる風でもない。あって当然でしょと、どちらとか言うと肯定的なトーンで書いている。暴露本でありながら、政権寄りの人も不快にならずに読める。反政権の人は、やっぱりそうだったのかと憤慨しながらページをめくる。どちらのサイドの読者も楽しめるんじゃないだろうか。
「誰が政権を担っても、そう大きくは変わらない」「国民が真に安心して生活できるようにするためには、信頼される政権が必要」(p7)、「政権安定のためにすべきは、総理および周辺者を守ること、霞が関をコントロールすること、そして、政敵や反政府マスコミを叩くこと」(p194)。「最大の懸念の一つは、総理夫人」(p56)
# ピエール瀧、槇原敬之(2件Wikipediaから)。12閣僚が日本会議、官邸官僚(この2件はサイト内)。首相を支配する官邸ポリス、闇の警察集団…首相の敵対人物を追い落とし、世論操作。