カルテ番号64
- 2022/07/25 06:23
- カテゴリー:読み物
ニュースのスイッチを入れた。他人が苦境に陥っているのを見れば、しばらくは自分の問題も忘れていられるだろう
テレビの効用だ。気休めだけど。引用は、ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q-カルテ番号64」吉田薫訳(早川書房、2013年)から(p211)。全541ページ2段組。
「空中にちょんちょんと引用符を書きながら言った」(p27)。この引用符が本書では何度か登場する。両手の人差し指と中指をくいくいとやる。ドイツでも時々見た。最初に披露してくれたのは法務担当の女性だった。それは何かと問うと、契約書などにある文言を口頭で引用する時に付けるのよ、と教えてくれた。
シリーズ第4作。だいぶ凝っている。最後にあっと驚く仕掛けもある。例のアマー島の事件についても少しずつ進展がある。次を借りよう。
# 特捜部Q(サイト内)。ニールセンの「フェン島の春」(p156)
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