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キーワード「十選」の検索結果は以下のとおりです。

握手のマナー

  • 2024/07/29 05:46
  • カテゴリー:読み物

握手のマナーで大事なことは、相手の力を確かめながら、同じ力で握ることが望ましい。いきなり強く握って驚かせるのはヤボだし、反対に相手よりも握り返す力が弱いと、不本意なのに仕方なく手を握っているように思われてしまう。

妹尾河童著「河童の手のうち幕の内 」(新潮社、1992年)から(p259)。

武器は持っていません、敵意はありません、と手を差し出す。

よろしくない握手は四つと習った。強すぎる、弱すぎる、これらは上の引用にもある。あとの二つは、近すぎる、そして、濡れている。

欧州で何度か近すぎる握手を経験したことがある。握手したまま、ぐっと体を寄せて来る。顔も接近する、つばきも来る。逃げるわけには行かない。

濡れた握手、中国の取引先でのことを覚えている。先方の担当者が社長に会う機会をつくってくれた。社長室のある階を訪ねると社長はちょうど用を足していたようで、そのドアから出て来るところだった。廊下での挨拶となった。社長さんの手は濡れていた。

愛読書十選 (1)(サイト内)

ユーミン万歳!

  • 2024/07/17 06:11
  • カテゴリー:音楽

ピアノに触れるとき、必ず指の形が黒鍵を触るような形になる。だから作る曲はたいていE♭かB♭、ときどきA♭。そういうコードたちに共通するのは、どこか曖昧な色合い。これって人生観に似ているのだろうか。

「ユーミン万歳! ~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~」(2022年)のブックレットから。DISC 3の歌詞が始まる直前のページに綴られている。

このベストアルバムに「消灯飛行」が入っていることを何かの機会に知った。最寄り図書館のOPACで検索すると、幸い、蔵書されている。すぐ予約。それから待つこと数か月、ようやく順番が回って来た。

聴いてみると、同じ頃の「潮風にちぎれて」も入っている。無性に懐かしい。

ユーミンのアルバム十選(サイト内)。ユーミン万歳!|Wikipedia

井上陽水10選

  • 2024/07/02 06:01
  • カテゴリー:音楽

きのう書いた「飾りじゃないのよ涙は」は、なかなかいい曲だ。ただ、試しに、井上陽水が歌う曲で十選してみると、その曲はリストから漏れてしまう。

「心もよう」(1973年)
「青空、ひとりきり」(1975年)
「なぜか上海」(1979年)
「リバーサイドホテル」(1982年)
「いっそ セレナーデ」(1984年)
「ダンスはうまく踊れない」( 〃 )
「ワインレッドの心」( 〃 )
「からたちの花」( 〃 )
「恋の予感」( 〃 )
「少年時代」(1990年)

「心もよう」が流行った小学校高学年の頃に、このミュージシャンをはっきり認識。兄の影響もあった。それ以降、同時代で聴くことになった。

10曲の内半分は、セルフカバーアルバム「9.5カラット」から選択。1984年の5曲。この盤はよく聴き込んだので他の収録曲も捨て難い。「飾りじゃないのよ涙は」もそう。

1991年、ノートPCとモデムを買ってパソコン通信を始めた。様々な設定に苦戦しているとラジオから「少年時代」が流れて来た。この曲を聞くと、あの頃のことを思い出す。

「なぜか上海」は、21世紀になってから、よく聴くようになった。中国への出張は上海から入国することが多くこの曲に親しみが湧いたものだ。「海を越えたら上海~」

代わりじゃないのよ大豆はオーパス、山下達郎Re: プレイバック70年代(いずれもサイト内)

錦繍

  • 2024/06/08 05:52
  • カテゴリー:読み物

女中は御飯をよそってくれ、しばらく黙っていましたが、やがて、毎年あの日が来ると、床の間に花を飾ることにしているのだと言いました。

宮本輝著「錦繍」(新潮文庫、1985年)から(p182)。

時々この本を読みたくなって引っ張り出して来る、「毎年」というほどの頻度ではないのだけれど。先日また読んだ。その折、友人宛てメール、正確にはLINE、にこう書いた。

「錦繍、読んだよ。亜紀と令子、女性二人の健気さ、いじらしさ、たくましさに、うるっとしてしまった。何度読んでもそうなる。それに、一番気になるのは、ぱあっと花が咲いたみたいな、きれいな人(p183)、由加子のこと。これも毎度そう。モーツアルトの話がうっとおしいし、生きるとか死ぬとか説教くさいところが鼻につくけれど、男の気持ち、女の気持ちが感じられるこの物語が好き」。

愛読書十選 (1)(サイト内)

かめれおん日記

  • 2024/06/07 05:47
  • カテゴリー:読み物

落胆しないために初めから欲望を持たず、成功しないであろうとの予見から、てんで努力をしようとせず、辱めを受けたり気まずい思いをしたくないために人中へ出まいとし、自分が頼まれた場合の困惑を誇大して類推しては、自分から他人にものを依頼することが全然できなくなってしまった。

ちくま日本文学全集「中島敦」(筑摩書房、1992年)に所収の「かめれおん日記」(昭和十七年十一月)から(p339)。

失敗しても自尊心が傷つかないように事前に失敗の種子を蒔いておく。これを、ビジネス書的なジャーゴンで、セルフ・ハンディキャッピングと言う。

Re: 愛読書十選「権力」を握る人の法則(いずれもサイト内)

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