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キーワード「ユーミン」の検索結果は以下のとおりです。

歌詞で読み解く昭和

茂木さん、アーティストってね、ずぅーと、フレッシュな印象じゃないとダメでしょ、それって難しいのよ

ユーミンがそんなことを語ったと茂木健一郎氏が話していた。時代をリードして来た才能豊かなアーティストにも、相応の努力や苦労があったのだろうと思わせる挿話だ。

「歌詞で読み解く昭和」と題する番組を聴いた。今年昭和100年にちなむ特別番組。

番組で流された曲を並べておこう。唯一、昭和10年代からは採られていない。日本が戦争をやっていた頃だ。誰もが口ずさんだ、ある意味、昭和を象徴するような曲が少なくなかったはずだが、意図的に外されたのだろうか。

榎本健一ら「モン・パパ」(昭和6年)
トニー谷ら「さいざんすマンボ」(昭和28年)
坂本九「上を向いて歩こう」(昭和36年)
藤原良ら「海をこえて友よきたれ」(昭和38年)
「鉄腕アトム」(昭和38年)谷川俊太郎作詞
三波春夫「世界の国からこんにちは」(昭和42年)
藤圭子「圭子の夢は夜開く」(昭和45年)
吉田拓郎「今日までそして明日から」(昭和46年)
バンバン「いちご白書をもう一度」(昭和50年)
沢田研二「TOKIO」(昭和55年)
おニャン子クラブ「セーラー服を脱がさないで」(昭和60年)
RCサクセション「サマータイム・ブルース」(昭和63年)
中島みゆき「時代」(昭和50年)

ユーミン(サイト内)。特別番組「RADIO“SHOW WA”~歌詞で読み解く昭和100年」【出演】古市憲寿、茂木健一郎(TOKYO FM、1/1 20時)

紫式部の欲望

  • 2025/01/09 05:56
  • カテゴリー:読み物

源氏物語において、正妻をほとんど無視し、正妻であることの虚しさを描いたことは、紫式部の、正妻という存在に対するちょっとした復讐だったのかもしれません。

そう言えば、大河ドラマ「光る君へ」で、まひろ(紫式部)が、自身と藤原道長との不義について、道長の正妻である倫子に直接語る場面があった。訊ねられたから答えたとはいうものの、正妻を痛めつけるなかなかエグい展開だった。

引用は、酒井順子著「紫式部の欲望」(集英社、2011年)から(p165)。最寄り図書館で借りて来た。

正妻に復讐したい、頭がいいと思われたい、選択したい、娘に幸せになってほしい、乱暴に迫られたい、など、「紫式部の欲望」を彼女の著作から読み解く。なかなか面白い。

紫式部は「道長のお手つきとなったとも言われ」、「道長とのラブ・アフェアもあったようですが」、「藤原道長と一時交際があったという話ですが」と、道長の名前がちらちらと登場する。朧月夜に迫った源氏のように、道長も迫ったのかもしれない。「時の第一の権力者が、自分という女をこれほどにも強く欲しているという状態に、紫式部はうっとりしたに違いない」(p115)と著者は書いている。

光る君へユーミンの罪(いずれもサイト内)

3人のヒットメーカー

  • 2024/11/25 06:42
  • カテゴリー:音楽

11/7(木)の歌謡スクランブルは、「ヒットメーカー・松任谷由実の世界」だった。その翌日は、吉田拓郎。さらに、中島みゆきが続いた。いずれも、主に、他のミュージシャンに提供した楽曲にスポットを当てた特集だった。

3回いずれにも登場する、つまりこの大物3人から曲を提供された歌手はいるだろうか、とプログラムを眺めたが見当たらない。2回の方はいる、研ナオコと薬師丸ひろ子。

研ナオコは、吉田拓郎の回で、「六本木レイン」がかかった。中島みゆきの回では、「かもめはかもめ」と「窓ガラス」の2曲。確か、ユーミンの曲も、今回は採り上げられなかったけれど、歌っていたはず。そうそう「帰愁」だ。

薬師丸ひろ子は、中島みゆきの回で「時代」、そして、ユーミンの回で「Woman "Wの悲劇より"」が紹介された。吉田拓郎の作品を歌っているかどうかは知らない。

その他の方では、太田裕美の「失恋魔術師」が、吉田拓郎の回でかかった。あとの2回には登場しないものの、彼女への提供曲ではユーミンが書いた名曲「青い傘」がある。中島みゆきが提供した曲はあるだろうか。ちょっと色合いが違うように感じる。

今回、この芸風の異なる3人の曲を一人のミュージシャンが唄う、そういうことってあるんだなと再認識した。その一人が研ナオコ。ほかにもあるだろうか。

あ、一人見付けた。大友康平。手元にあるカバー集「J-Standard 70's」に、「いちご白色をもう一度」と「落陽」が入っている。ユーミンと吉田拓郎だ。調べてみると、別のアルバムで中島みゆきの「かもめはかもめ」を唄っている。

かもめの孤独ユーミン(いずれもサイト内)。ヒットメーカー・○○の世界▽歌謡スクランブル(NHK-FM、11/7-9 12:30-14:00)、松任谷由実、吉田拓郎、中島みゆき

時刻が登場する音楽

  • 2024/09/20 06:03
  • カテゴリー:音楽

太田裕美に「ガラスの腕時計」という、なかなか劇的な曲がある。作詞は松本隆。作曲は筒美京平ではなく萩田光雄。1976年発表のアルバムに収録されている。

この歌詞に「午前2時57分」とある。3時ではなく、2時57分と細かに特定されている。こんな風に、分刻みの時刻を歌った曲は、ほかにあるだろうか、と考えてみたが全く思い当たらない。

5時とか12時というような時間単位の歌詞なら、いくらでもあるだろう。思い付くままに少しリストにしてみよう。

狩人「あずさ2号」(1977年)「8時ちょうどの、あずさ2号で」

麻生よう子「逃避行」(1974年)「あのひとから言われたのよ、午前5時に駅で待てと」

ユーミン「街角のペシミスト」(1981年)「8時のロッカー、袋をかかえ」

大瀧詠一「魔法の瞳」(1984年)「12時しらせる鐘が鳴るよ」

ここまでは割とすんなり出た。後が続かない。10曲くらいはすぐに並ぶだろうと思ったのだが。苦し紛れでクラシック音楽にも目を向けてみた。確かあの曲に時刻が出て来る。

ファリャ「三角帽子」。鳩時計が鳴る場面がある。調べてみると、それは午後9時だ。

時刻が登場する音楽、その内、あれもそう、これもそう、ともっと並べられるかな。

太田裕美の唄十選(サイト内)

Road to A LONG VACATION

  • 2024/09/06 06:15
  • カテゴリー:音楽

3月30日のオリコンに初めてチャートインしまして、初登場は70位でした。アルバム、カセット合わせて3万弱。チャートに入っただけでもうれしかったです。チャートの1位は中島みゆきさんの「臨月」。同じ時に「A LONG VACATION」は出ました。

大瀧詠一ご本人がそんな話を語る。名盤「A LONG VACATION」誕生秘話、その盤の40周年記念リミックス版CDを図書館で借りたら、CD2として、おまけで付いていた。2011年に制作されたようだ。引用の冒頭にある3月は、1981年3月のこと。

「臨月」は、中島みゆき8作目のアルバム。前作まではよく知っているのに、この8作目からは、ぱったり、聴かなくなった。その発売直前に高校を卒業。私は他県の大学へ行くことになり、中島みゆきのLPをずっと貸してくれていた友人に会わなくなったからだった。

「A LONG VACATION」のLPは、大学に入って親しくなった人から、誕生日のプレゼントにもらった。二つ年上の彼女は画家志望。オーケストラ中心の生活で、いわゆるクラシック音楽ばかりだった私に、こういうのも聴いてみたら、ということだったろう。その人からはもう一枚、ユーミンの「流線形'80」も。

人との出会いは、音楽との出逢い。

# 大瀧詠一(1948-2013)、すすめられたアルバム十選(いずれもサイト内)。1981年の音楽|Wikipedia、大滝詠一が『A LONG VACATION』40周年でやりたかったこと、聴かせたかったもの[前編](2021/4/2)、[後編](同/4/3)

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