北村薫の創作表現講義
- 2022/02/09 06:22
- カテゴリー:読み物
現実そのものではないことによって、より切実に伝えられる真実がある
例えばフェルメールの「牛乳を注ぐ女」は、写実の極致のようにも見えるけれど、実物が忠実に描かれているわけではない。北村薫著「北村薫の創作表現講義-あなたを読む、わたしを書く」(新潮社、2008年)から(p260)。
最寄り図書館で借りて来たものの、なぜか手が伸びず放っておいた。返却期限が迫る。読まずに返すのはどうかと思うので、ぱらぱらとめくって拾い読みしてみたら、これが面白い。最初から読み直すことになった。
# 北村薫(サイト内)。グラン・パルティータ(p309)