大久保駅前の巌松堂
- 2023/05/01 06:13
- カテゴリー:時の話題
大久保中学校へ通うのに山陽電車(山電)を使っていた。各駅停車で2駅乗り、中八木駅で降りて北東へ1キロほど歩く。
その道沿いの様子は随分と替わってしまった。県立高校が一つ建ち、国立病院は明石医療センターに生まれ変わった。明姫幹線が国道250号線になり、山電沿いの通称「浜国」(旧国道250号線)は県道に降格。何と言っても一番の違いは、神戸製鋼の工場や社宅が無くなったことだろう。その広いエリアは再開発された。
神戸製鋼は、山電と国鉄(現JR)の間に展開していた。工場敷地の上辺が国鉄にぴったりと沿っていて、その真ん中辺りに大久保駅があった。今から思うと、神戸製鋼の関係者用に専用の改札はあったのかもしれない。一般には、駅の出入り口は北側にあり、そのサイドしか利用できなかった。南側の住人には不便な駅だった。
駅の北側、国道2号線までの間に商店街があった(ある)。そこの本屋さんには中・高の頃よくお世話になった。お店の名は巌松堂。調べてみると、昨年、開店50年だったようだ。ということは四十数年前のあの頃は、開店後数年しか経っていなかったのだ。名前が名前なので古くから続いている老舗だろうと当時も思っていた。ちょっと意外。
# 和坂(かにがさか)(サイト内)。大久保駅 (兵庫県)|Wikipedia、兵庫県道718号明石高砂線|同、山陽本線大久保駅(兵庫県明石市)|ぶらり歴史旅一期一会、地域に寄り添い開店50年 大久保駅前の書店「巌松堂」(神戸新聞、2022/1/30)