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御家芸でメダル量産

きのうの続き。パリ五輪での日本のメダル45個、その内訳を見てみた。

複数個のメダルを獲得したのは、レスリング(11)、柔道(8)、フェンシング(5)、体操(4)、スケートボード(4)、卓球(2)、バドミントン(2)。括弧内はメダル数。

以下の競技では1個ずつ獲得した。ブレイキン、陸上、競泳、セーリング、スポーツクライミング、飛び込み、近代五種、馬術、そして、ゴルフ。

いわゆる御家芸と呼ばれる競技でメダルを量産したことが見て取れる。競技人口が多く人材は豊富で、施設やコーチ陣も充実している。五輪などで良い成績を残し、さらに競技をする人が増え予算もつく、という好循環が生まれているのだろう。

スポーツクライミングや、ブレイキンなど、スケートボードもかな、五輪では比較的新しい競技で好成績を収めたようだ。今回、団体球技は、サッカーやバレーボールなど多くの種目で出場を果たしたと聞いたけれどメダルのリストには登場しない。

陸上でメダルをとった種目は女子やり投げだったとか。これには驚いた。が、近代五種にはもっと驚いた。どちらも、国内に世界レベルで戦える先人がごく限られ、自ら道を切り開いていく必要があったろう。その苦労や努力は並大抵ではなかったはず。

やり投げの北口選手は、「5年ほど前から拠点とする“やり投げ王国”チェコでこの投げ方を身につけてきました」。東欧チェコに渡って研鑽を積んだ。

近代五種の佐藤選手は、5種の内フェンシングの強化では、「東京大会で金メダルパリ大会でも銀メダルを獲得した男子エペ団体のメンバーと一緒に練習を始めました」。今や御家芸のフェンシング、その日本代表と一緒に練習した。

本場で一流の人たちの教えを乞う、世界レベルを目指すには必須の要件かもしれない。

パリ五輪総集編のような番組は放送された(る)のだろうか。それくらいは見ておこうかと思う、見逃し配信されている間に。

人口あたりのメダル数(サイト内)。【全リスト】パリ五輪 日本のメダル獲得数は45個 金20・銀12・銅13 金メダル数20とメダル総数は海外開催大会で最多に(8/11)、五輪球技の活況 快挙にも兜の緒を締めよ(6/15)、北口榛花が金メダル 陸上女子やり投げ パリ五輪(8/11)、近代五種 佐藤大宗 銀メダル 近代五種で初のメダル(8/11)

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