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目から鱗、その出典

キリスト教の使徒、パウロは癲癇(てんかん)を病んでいた、という説がある。

NHKラジオの聴き逃しで、「文学と精神医学」というタイトルに引かれてその番組を聞いているとそんな話が出て来た。

彼、パウロは、ダマスコ(現在のダマスカス)へ向かう道中、天の光を見た。主イエスの声を聞き、失明してしまう。この経過は、癲癇性精神病で見られる夢幻様状態、と考えれば説明がつくのではないか。そうと思わせる記述が聖書の中に他にも色々あるらしい。

ちなみに、見えなくなっていた目は、ダマスコの街で回復する。アナニアというキリスト教徒が、パウロの頭上に手をかざすと、パウロの目から鱗のようなものが落ちて、元通り見えるようになった、と新約聖書の使徒言行録にある。

目から鱗が落ちるという表現は、聖書のこの部分が出典なのだとか。

てんかん治療、K448(サイト内)。こころをよむ「こころの病で文化をよむ」第6回「文学と精神医学」(NHKラジオ第2、8/11 6:45)

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