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闇より来たる修復師

焼き物って、本当に透明度が高い。透かすと光が透けるものがほとんど。それをどうやって再現するのか、自然に見せるか、が大事。

焼き物の修復は透明度との戦いだと言う。「ゴッドハンド 闇より来たる修復師」から。

破損した古美術品を、傷跡がわからないまでに修復する仕事。割れた破片をキレいにくっ付ける、そんなレベルではない。失われた部分も復元してしまう。例えば、無傷なら国宝級の青磁の花差し。両サイドにあった鳳凰の形をした持ち手が欠損している。これを元通りにする。お見事。

微かなヒビ割れに特殊な樹脂を流し込む。どんな樹脂が適しているのか、濃度は、加熱する温度は、など、かなり試行錯誤があったのだろう。

事程左様に、研究に研究を重ね、技術を磨いて来たことが判る。先駆者だった先代から受け継ぎ、さらに発展させ、次代へ繋ぐ。このドキュメンタリー番組には二代目と修行中の三代目が登場した。

# 「ゴッドハンド 闇より来たる修復師」▽スゴEウイーク(NHK-Eテレ、11/3 14:30、初回放送 NHK-BSP 2022/3/9)【出演】繭山浩司、繭山悠、藤田清、千宗屋、太田光、【語り】田中泯

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